バリアフリーへの取り組み

ホームの⾞両乗降⼝の段差・隙間の解消

どなたでも安全にホームと⾞両を乗り降りできるよう、ホームと⾞両床⾯の段差・隙間を縮⼩する取り組みを進めています。各列⾞の⾞いすスペースがある⾞両ドアの⼀部の乗降⼝には、可能な限りホームと⾞両の隙間を縮⼩するためにくし型状ゴムを設置。

ホームページおよび東急線アプリでは、バリアフリーガイドラインに定める段差・隙間の⽬安値を満たす⾞両ドアなどの位置を公表しており、各路線・各駅の詳細な状況を掲⽰することで、お客さまのスムーズな乗降や移動をサポートします。

2022年2⽉には、⻄⽇本旅客鉄道、⼤阪市⽴デザイン教育研究所、⼤阪市⽴⼤学が協働して推進していた「こども隙間転落防⽌プロジェクト」に当社が参画(現在は京王電鉄・横浜市交通局も参画)。保護者への啓発活動に加え、お⼦さま⾃⾝に列⾞乗降時のホームと列⾞の「隙間」を認知していただくことを⽬的とした取り組みを進めており、その⼀環としてオリジナルキャラクター「スキマモリ」を起⽤した啓発を⾏っています。

  • 内⽅線付き点状ブロック
    内⽅線付き点状ブロック
  • 転落防⽌ゴム
    転落防⽌ゴム
  • 東急線アプリでのご案内イメージ
    東急線アプリでのご案内イメージ
  • スキマモリ
    スキマモリ

バリアフリー連絡アプリケーション

⾞いすや⽩杖を利⽤されるお客さまの電⾞の乗り降りを⽀援する業務を正確・円滑に実施するために、バリアフリー連絡アプリケーションを開発。2017年より本格運⽤しています。
介助が必要な⾞いす利⽤者や視覚障がい者の⽅のご案内を対象とした駅間の連絡について、駅係員が確実に連携できるよう、情報共有が容易かつ⼊⼒が簡単なアプリを開発したことで、ヒューマンエラーによるミスが減り、確実な案内ができるようになりました。

連携する情報のデジタル化

  • 乗⾞駅・降⾞駅の駅係員間の情報連携をアプリケーション上で実施
  • 列⾞運⾏状況を別システムから取得し、ダイヤが乱れた際なども現在の運⾏状況に合わせてご案内が可能に
  • 東京メトロが使⽤する「お客さまご案内⽤アプリ(社員⽤)」と連携し、お客さまの乗⾞列⾞やQRコード※を使⽤した乗⾞位置などのご案内情報を両社でリアルタイムに共有・連携

ヒューマンエラー防⽌

  • 降⾞予定駅に電⾞が近づくと、⼀定間隔で端末にアラートを通知
  • ホームドアに貼り付けられたQRコードを読み取ることで、正確な乗⾞位置を連携

情報の可視化

  • 乗⾞駅・降⾞駅の管理者が、現在進⾏中の対応ステータスを⼀覧で確認可能

     

  • 「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標・JIS、ISO規格です
  • 東急電鉄 アプリ画⾯
    東急電鉄 アプリ画⾯
  • 東京メトロ アプリ画⾯
    東京メトロ アプリ画⾯

⾞内フリースペースの拡充

あらゆるお客さまが利⽤しやすい⾞両を⽬指して、⾞いすやベビーカーなどを置くことができるフリースペースの拡充を進めています。

もともと、当社のすべての編成には⾞いすスペースを設けており、1999年度以降の新造⾞両では、床⾯の⾼さを下げ、ホームとの段差を⼩さくするなど、あらゆるお客さまが利⽤しやすいバリアフリー⾞両の導⼊を進めてきました。
2007年度以降の新造⾞両には⾞いすスペースに⾼低2段の⼿すりを導⼊し、7000系では⾞両の両端に3⼈がけのクロスシートを採⽤して、ベビーカーなどを利⽤されるお客さまのためのスペースを確保しています。

フリースペースについては、2016年度以降の新造⾞両においてすべての⾞両に設置されており、今後もスペースの拡充を進めていく予定です。

サービス介助⼠資格取得講座の実施

サービス介助⼠資格取得講座の様子

お年寄りや⾝体の不⾃由なお客さまにも安⼼して東急線を利⽤していただけるよう、「おもてなしの⼼と介助技術」の習得に努めています。
鉄道の現業で活躍する駅係員と乗務員の全員がサービス介助⼠を取得しており、取得率は2024年3⽉末時点で100%です。

⽇本版顧客満⾜度指数調査 3年連続 関東鉄道事業者 1位

当社は、公益財団法⼈⽇本⽣産性本部 サービス産業⽣産性協議会が実施するJCSI(⽇本版顧客満⾜度指数)調査の近郊鉄道部⾨において、2021年から2023年の3年連続で関東鉄道事業者1位を獲得しています。
JCSI調査は「顧客満⾜」を数値化・可視化して、企業や業種の成⻑に資する情報として⽤いることを⽬的として⾏われている⽇本最⼤級の顧客満⾜度調査です。
当社の事業は、⾃ら考え、主体的にお客さまへ質の⾼いサービスを提供する⼈財に⽀えられており、彼らの貢献が評価されての結果と捉えています。

バリアフリー設備の整備計画

東京都内の各駅におけるバリアフリー設備の整備計画については、以下の通りです。

東急電鉄株式会社 鉄道駅バリアフリーに関する整備計画 (115KB) PDF 別ウィンドウで開く

バリアフリー設備の整備状況および今後のバリアフリー設備の整備計画については、以下の通りです。

バリアフリー整備計画(2023年~2025年度) (206KB) PDF 別ウィンドウで開く

移動等円滑化取組計画書・報告書

「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」第9条の4及び第9条の6に基づく当社の移動等円滑化取組計画書及び報告書については以下の通りです。

移動等円滑化取組計画書(2025年度) (270KB) PDF 別ウィンドウで開く 移動等円滑化取組報告書(2024年度) (882KB) PDF 別ウィンドウで開く 移動等円滑化取組計画書(2024年度) (280KB) PDF 別ウィンドウで開く 移動等円滑化取組報告書(2023年度) (617KB) PDF 別ウィンドウで開く 移動等円滑化取組計画書(2023年度) (150KB) PDF 別ウィンドウで開く 移動等円滑化取組報告書(2022年度) (233KB) PDF 別ウィンドウで開く 移動等円滑化取組計画書(2022年度) (217KB) PDF 別ウィンドウで開く 移動等円滑化取組報告書(2021年度) (756KB) PDF 別ウィンドウで開く 移動等円滑化取組計画書(2021年度) (206KB) PDF 別ウィンドウで開く