中期事業戦略
当社は、東急株式会社の2021年度を始期とする中期3か年経営計画に基づき、構造変革による事業基盤の強靭化、およびアフターコロナに即した社会的価値の持続的な提供を目指す中期事業戦略 “3つの変革・4つの価値” (以下、本事業戦略)を策定しました。概要は以下の通りです。
中期事業戦略“3つの変革・4つの価値”の概要
事業構造変革による事業基盤の強靭化 【3つの変革】
コロナ禍以前の需要への回復が見込まれない中で、事業継続を果たすための事業構造変革を最優先事項と位置付け、以下の【3つの変革】による固定費削減、生産性向上により、事業基盤を強靭化していきます。
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①運行・駅サービス体系の変革
運行本数の適正化や終電時刻の繰上げ、駅配置人員見直し など -
②テクノロジーを活用したオペレーション変革
東横線でのワンマン運転の検討・実施、デジタル技術によるお客さまサービスや保守業務の高度化 など -
③旧来からの慣習にとらわれない社内諸制度・ルールの変革
技術者の部門間連携の推進、運転・運輸部門における柔軟な勤務形態の導入 など
アフターコロナに即した社会的価値の持続的提供 【4つの価値】
新しい生活様式にしなやかに対応し、以下の【4つの価値】を持続的に提供することにより、時代に即した公共交通としての役割を将来にわたり果たしていきます。
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①安全・安心・環境の更なる追求
鉄道に期待される「安全・安心」や「環境性能」の更なる向上により、街にやさしく、お客さまに信頼される都市交通であり続けます。 -
②ユニバーサルなサービスの進化
整備が完了したホームドアに加え、バリアフリーを一層拡充し、あらゆるお客さまがご利用しやすい鉄道として、共生社会の実現に貢献します。 -
③都市交通における快適性の向上と課題の解決
車両の増結・増備、適正なダイヤ設定、有料着席列車の導入などにより、利便性・快適性を向上し、混雑や都心一極集中といった課題の解決に努めます。 -
④人、街、暮らしをつなげるプラットフォーム
駅の魅力を高めるリニューアルやアプリ等のデジタル技術の活用により、沿線地域との繋がりをつくり、人々が行き交う豊かで活気のある街づくりに貢献します。
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