中期事業戦略
当社は、2024年3月25日に東急株式会社が公表した中期3か年経営計画に合わせ、新・中期事業戦略を策定しました。いかなる時代においても普遍的価値であり社会的使命である鉄道事業の持続的成長を果たし、移動がもたらす価値を通じて社会に貢献してまいります。
「移動」の価値を追求する企業への進化
いかなる時代においても普遍的価値であり社会的使命である鉄道事業の持続的成長を果たし、
移動がもたらす価値を通じて社会に貢献してまいります。


主な施策
1. 安全・安心な鉄道の追求
社会の変化に対応し、鉄道の最重要事項である安全・安心な鉄道をこれまで以上に追求します。
事故未然防止
- 保守・点検の着実な遂行
- 老朽化対策工事と新たな価値の提供
- 駅・踏切での事故防止対策の推進
激甚化する災害に対する強靭化
- 災害対策
- 鉄道事業継続計画のさらなる進化
異常時対応力の強化
- セキュリティレベル向上設備の導入
- 人的対応力の強化
2. 運営高度化と業界連携強化
鉄道事業の担い手不足に対応するために、安全やサービス水準の維持を前提に高度化・効率化を推進します。
駅・運転業務
- 駅業務の高度化
- 運転業務の高度化
保守業務
- データ活用・分析による保守高度化
既存の枠組みを越えた業界間の連携強化
- サプライチェーンの強靭化
- 効率的な工事・保守の推進
3.マーケティングによる沿線活力の創出
お客さまと地域の魅力「場」「体験」をつなぐ移動プラットフォームを構築し、顧客体験(CX)の向上と人と情報が行き交う豊かで活気ある地域社会の実現を目指します。
鉄道はじめ多様な移動手段の連携
- Q SEAT
柔軟な乗車サービス・商品設計
- Q SKIP
- タッチ決済による乗車
リアルな「場」「体験」等の地域資源
東急線アプリ
- デジタル顧客接点としての機能集約
- 運行情報の精度向上
- Q SKIP購入機能の搭載
ポイント制度をベースとしたCRM刷新
- 乗車ポイントの付与
- 行動情報の分析に基づくお客さま理解
- グループ一体でのマーケティング体制の強化
4. 鉄道ネットワークの価値最大化
充実した鉄道ネットワークの利用しやすさの向上と更なる改良・拡張により、積極的な移動を促進します。
鉄道ネットワーク利便性のたゆまぬ改善
- あらゆるお客さまがご利用しやすい鉄道
- 輸送サービスの最適化
- 情報配信の拡充
鉄道ネットワークの改良・拡張
5. 鉄道による環境・社会課題の解決
鉄道事業を通じて脱炭素・循環型社会の実現に向けた責務を果たすと共に、事業特性を活用した新たな価値創造・貢献等により、環境・社会課題の解決を目指します。