当社は、本年11月1日、2008年から使用している現業に従事する従業員の制服を、現場の第1線で活躍する従業員の安全性と着心地の向上、資源の有効活用などを目的にリニューアルします。
今般のリニューアルにあわせ、性別による貸与の差異をなくしたほか、制帽は各自が着用するデザインを選択できるようにしました。また、地球資源の有効活用と廃棄物の削減を目指し、着用する機会が少ない季節限定の制服類を廃止することとしました。
また、着用を終了する現行の制服は、環境に配慮し未使用の生地や制服を活用してグッズなどにアップサイクルするほか、鉄道業界初の取り組みとして、伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)と株式会社レゾナック(本社:東京都港区、代表取締役社長:髙橋 秀仁、以下「レゾナック」)が共同で行っている、繊維リサイクルの課題解決循環型プロジェクト「ARChemia® (アルケミア)プロジェクト」(※)に参画し、使用済みの制服(一部)の再資源化を目指します。
当社は、2024年度を始期とする中期事業戦略において、戦略の柱の一つとして、「鉄道による環境・社会課題の解決」に取り組むことを掲げました。鉄道事業を通じて脱炭素・循環型社会の実現への責務を果たすとともに、事業特性を活用した新たな価値創造・貢献などにより、環境・社会課題の解決を目指していきます。また、東急グループが掲げる「個性を尊重し、人を活かす。」の経営理念の下、当社においてもダイバーシティ経営を推進し、働く人に寄り添い、誰もが快適に働ける環境を整えることで、安全・安心な鉄道運営とご利用になるお客さまへのサービス品質の向上につなげていきます。
詳しくは別紙をご覧ください。
※「ARChemia® (アルケミア)プロジェクト」
これまでのケミカルリサイクルでは処理が難しかった混紡品を含む廃棄衣料をガス化処理し、二酸化炭素をほとんど排出することなく、低炭素水素や低炭素アンモニアなどに生まれ変わらせることで、廃棄物の社会課題を解決すると共に、循環型社会の実現に貢献する繊維リサイクルの課題解決循環型プロジェクト