東急株式会社(以下、東急)および東急アセットマネジメント株式会社(以下、TAM)は、東急が東急線沿線を中心に展開する賃貸住宅ブランド「スタイリオ」シリーズの計5物件について、信託受益権化した上で、TAMが組成およびアセットマネジメント業務を受託する私募ファンド「合同会社TR1リアルティ」(以下、本ファンド)へ譲渡しました。本ファンドは、複数の国内事業法人を出資者として、2026年3月31日から運用を開始しています。
本件は、東急が開発した物件を、TAMが組成・運用するファンドへ譲渡し、オフバランス化を実現した東急㈱グループ初の事例です。これは東急が中期3か年経営計画(2024~2026年度)において掲げた「資金回転型事業の事業機会の積極的な獲得」を具現化するものであり、不動産開発とアセットマネジメント機能を高度に連携させたバリューチェーン構築により、資産入れ替えを通じた資本効率の向上と財務健全性の維持を両立させ、次なる成長投資への原資を確保します。
また、本ファンドには東急も他の出資者と同一の条件で出資(セイムボート出資)を行うことで利害を一致させ、外部出資者との信頼関係強化を図ります。なお、本ファンドは東急リアル・エステート投資法人(東急REIT)に対し、将来的な物件売却に関する優先交渉権を付与しています。
今後も東急が持つ開発機能と、TAMによるファンド組成・運用機能を掛け合わせることで、賃貸住宅に限らず幅広いアセットタイプにおいて資金回転型事業の拡大を目指し、グループ一体となった持続的な循環再投資モデルを構築していきます。
東急は、TAMをはじめとするグループ各社との連携を深化させ、ノンアセット型フィービジネスの強化を推進するとともに、不動産証券化などの多様な取り組みにより、持続的な企業価値の向上と資本効率の向上、事業間連携の深化によるコングロマリットプレミアムの創出を目指していきます。