TOKYU CORPORATION 2025-2026
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0576704(件)10080604020(%)10080604020(年度)東急電鉄などの子会社を通じて、鉄軌道事業を運営しています。安全・安心、便利・快適などといったお客さま ニーズの高度化・多様化に対し、よりスピード感を持って対応し、お客さまから愛される東急線を目指します。安全の確保は鉄軌道事業の最大かつ最重要の責務 です。そのため東急電鉄では、安全管理の体制や方法を 定めた「安全管理規程」を基に、経営トップから現業第 一線の従業員まで一体となった安全管理体制を構築し、 安全最優先の企業文化醸成に努めています。この安全 管理体制は、「PDCAサイクル」を確実に行っていくこと で継続的改善を推進する考え方を取り入れています。 事故の再発・未然防止策に注力し、必要な施策を確実に実施しながら、従業員一人ひとりが多面的な想像力を 働かせ、リスクを先取りして解消していきます。「安全」「安心」な東急線を目指して、今後もお客さまに安心してご利用いただけるよう全力で安全を追求していきます。事故の未然防止を目的に、日頃ヒヤリとしたり、ハッとした情報(ヒヤリ・ハット情報)を活用する取り組みを進めています。鉄軌道事業は、各部門が連携することで成り立っているため、部門を越えた全社的な取り組みを行っています。具体的にはヒヤリ・ハットの担当者会議を設置し、 2019年度末までに東急線全駅※にホームドア・センサー付固定式ホーム柵の設置を完了させ、ホーム上の安全性向上、安定運行に大きく寄与しています。ホーム ド ア 等 の 設 置 に 伴 い、ホームからの転落件数が大きく減少しています。東急電鉄社員や協力企業のさまざまな報告を集め、 集約した情報は経営陣や社員へ情報共有を行ってい ます。また、安全を脅かす恐れのある報告があった 場合には、事故の未然防止策の検討を行っています。東急安全の日2014年2月に発生した東横線元住吉駅列車衝突事故を風化させないために、社員一人ひとりが事故を振り返り、事故と向き合う場として、東急安全の日を開催しています。2025年2月に「第11回東急安全の日」を開催し、会場では約600名、オンラインでは約700名が参加しました。東急電鉄社長および安全統括管理者より社員に 向けたメッセージが発信されました。事故で得た教訓を生かし、これからの安全に対する意識、姿勢に関する 講話も行われ、経営から現場第一線まで一丸となり、 安全への決意を確認しました。プログラムにはこの他、安全への取り組みをより一層向上させるために、安全方針にも示されている「自ら考え、臆せず最も安全な行動へ人命最優先の思考」をテーマに、外部の講師をお招きし、安全の取り組みに関する講話やトークセッションなどを行いました。※ 世田谷線・こどもの国線を除く。安全の追求と管理体制ヒヤリ·ハット情報の収集・共有全駅ホームドア・ センサー付固定式ホーム柵設置安全意識向上のための取り組みホーム転落件数とホームドア等設置割合の推移ホーム転落件数(左軸)69692017ホームドア等設置駅割合(右軸)100100100100 100 10081421020182019 2020 202120221020232024鉄軌道事業ホーム・駅での対策東 急 線 の 安 全 対 策

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