TOKYU CORPORATION 2025-2026
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事業を創造する意欲・能力を有する社員を支援し、新規事業創出を通じてチャレンジする企業 風土を醸成することを目的とし、新規事業の発案者自らがプロジェクトリーダーとして携わることができる制度です。主な事例として、第1号案件の法人会員制サテライトシェアオフィス事業「NewWork」が2016年5月に事業化(P.29参照)、第6号案件の定額回遊型宿泊サービス「ツギツギ」が2023年5月に事業化(P.41参照)しています。第8号案件となった、趣味の空間を誰にも邪魔されずに手軽に利用できるサービス 「ルービー」は、2023年4月に雪が谷大塚店、2024年1月に不動前店をオープンし、 2024年6月に正式事業化されました。このサービスでは、お客さまからの多様なニーズに応えるため、本格的な筋トレルーム、ダンスやヨガができるスタジオ、防音機能を備えた音楽ルーム、卓球を楽しめるアミューズメントルームなど、さまざまなタイプの貸切個室を提供しています。さらに、気軽さと利便性を追求するため、月会費なしの都度利用が可能な従量課金制を採用し、スマートフォンでの予約から利用までをシームレスに体験できるサービス設計を整えています。今後も店舗拡充を進め、より多くの皆さまに向けて使いたい時に気軽に利用できる「自分だけの趣味空間」を提供することで、自分らしい生き方を実現できるまちづくりに貢献していきます。東急グループのアセットを生かしたスタートアップ企業などとの共創プラットフォームを運営しながら、持続的なイノベーションエコシステムの構築を目指します。2015年7月からスタートアップ企業との事業共創を推進する「東急アクセラレートプログラム」を開始し、2021年8月に「東急アライアンスプラットフォーム」へリブランディングを行い、スタートアップ企業などと「世界が憧れるまち」の実現に取り組んでいます。東急グループの幅広い顧客接点とアセットを活用した事業共創、および東急グループが抱える課題解決を通じた事業変革を目指すとともに、渋谷を中心としてスタートアップの持続的な成長を支えるイノベーションエコシステムを構築することを目指します。2019年に渋谷にオープンした、社会実装に特化した招待会員制のオープンイノベーションラボ「SOIL」。新技術の開発、展開を目的とした国内外のスタートアップ、大企業、投資家、メディア、官公庁などのプレーヤーがつながる場を提供しています。2025年4月には、移転・リニューアルし、他企業との多様な社会実装用スペースを確保するとともに、地域に開かれた場として、地元や行政と連携して先行的な取り組みやエリア価値を向上させる取り組みを実施しています。今後も、さらなるイノベーションの創出に注力していきます。47ルービー サービスイメージSOIL オープンスペース2023年9月、当社は、JR東日本スタートアップ、小田急電鉄、西武ホールディングスと共同で、スタートアップ企業の技術やアイデアを社会実装まで昇華させることを目的とした鉄道横断型社会実装コンソーシアム「JTOS」を発足しました。各社が有する駅や鉄道、不動産などの経営資源、情報資源を掛け合わせた実証実験フィールドを提供し“未来の当たり前”の創造を目指します。第1弾として「株式会社バイオーム」とネイチャーポジティブ社会の実現を目指した共創を行い、その後「株式会社Luup」、「株式会社あすいく」、「HelloWorld株式会社」、「株式会社NearMe」と、実証実験を実施しています。鉄道横断型社会実装コンソーシアム「JTOS(ジェイトス)」趣味を楽しむレンタルスペース「ルービー」東急アライアンス プラットフォーム(TAP)SOIL(Shibuya Open Innovation Lab)社内起業家育成制度オープンイノベーション

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