46複合発酵設備ツクリテ サービスイメージSHIBUYA Q DAO 利用イメージ2025年5月、地域ファンづくりの場「ツクリテ」を開始しました。このサービスは、まちでの“楽しみごと”の開催や“困りごと”の解決などを企画する「主催者」と、興味関心のある活動を体験する「参加者」をつなぐWebプラットフォームです。第1弾として世田谷区と契約を締結し、2026年3月末まで世田谷区内で実証実験を実施。2026年4月以降、東急線沿線や、当社とゆかりのある全国の自治体での本格的な事業展開を目指します。このサービスを通じ、「まちと人の新しい関係」づく りによって、地域の担い手確保とともに持続的な地域社会の実現に貢献していきます。 2023年10月 か ら、渋 谷 の 街 でN FT を 活 用しリアルとデジタルを組み合わせた新たな体験を提供する「SHIBUYA Q DAO」をスタートしました。参加証となるNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)とカード型ハードウォレットのセットを購入しメンバーになることで、新しいエンターテインメント体験や優待などが受けられます。飲食店などへの来店で集めたNFTを実際の商品と交換できるイベントや、渋谷の街の落書き消しなどの活動に参加した特典としてのNFT付与もあります。DAO(自律分散型組織)型コミュニティーを目指し、メンバーと共にさまざまなイベント企画を行っています。フューチャー・デザイン・ラボは「今をゆさぶり、未来を多彩に。」をビジョンとして活動するイノベーション推進組織です。「新たな事業領域の探索」「社内起業家育成制度」「オープンイノベーション」の3つの機能を通し、事業創造に取り 組んでいます。未来の社会課題を想定し、バックキャスト思考で新たなライフスタイルの構築につながるテーマを設定し、事業創出を目指しています。「株式会社長大」「東建産業株式会社」と連携して、水資源使用量の削減を通じた循環型社会の実現を目指し、SOIL(P.47参照)に複合発酵技術を活用した水循環システムを2025年4月から導入しました。2023年2月から約2年にわたり、宮古島市にある「まいぱり」宮古島熱帯果樹園で、このシステムに関する実証実験を行ってきた結果、安定的な稼働と高い汚水処理能力を確認できたことから、都心エリアでの稼働の検証を開始しました。SOILでは、トイレやキッチンなどから排出される汚水を複合発酵設備で浄化し、トイレ洗浄用水として再利用します。浄化には生物処理(複合発酵技術)を活用して残留性のある化学薬品を一切使用せず、微生物の働きによって再利用可能な水まで浄化することで、環境に優しい排水処理を実現します。2019年6月から、サイバーエージェント、ディー・エ ヌ・エー、GMOインターネットグループ、M IXI、渋谷区教育委員会と共に、渋谷区立の小・中学校でのプログラミング教育の充実を図り、次世代に必要な資質・能力を持った人材を渋谷から輩出する土台作りを進めることを目的に「Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト」を推進しています。また、2024年11月からは「まちづくり」をテーマにした探究学習の授業支援を実施しています。当社社員が講師を務め、講義形式の授業だけでなく、まちや商業施設でのフィールドワークなど、リアルな体験を組み合わせた授業プログラムを提供しています。2024年度の児童・生徒へのアンケートでは、参加者の98%が 「講師の説明がわかりやすかった」と回答するなど、満足度の高い授業プログラムを実現しました。超循環型社会プロジェクト教育・学びプロジェクトツクリテSHIBUYA Q DAO( シブヤ キュー ダオ) 新たな事業領域の探索フューチャー・デザイン・ラボ
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