TOKYU CORPORATION 2025-2026
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25nexusチャレンジパーク早野オーナーが保有する土地それぞれに最も有効な活用を行い、沿線価値向上につなげることを目指しています。オーナーの課題に対してこれまで培ってきたまちづくりのノウハウや東急グループのネットワークを生かして、賃貸住宅、オフィス・商業施設の新築やリノベーションなどの企画・運営、資産置き換え、土地売買仲介など、多彩なメニュー・手法をご提案しています。たまプラーザ、綱島に営業拠点を開設し、企画段階からリーシング、運営に至るまでトータルでサポートし、オーナーのご要望にお応えしています。買取再販事業ではお客さまご所有の住宅を当社が直接購入し、リノベーションを行い、さまざまな暮らしに対応した再販住宅を提供します。2012年4月に横浜市と締結し、2017年4月および2022年4月に更新した「次世代郊外まちづくり」の推進に関する協定に基づき、多摩田園都市を含めた郊外住宅地が抱えるさまざまな課題(高齢化、人口減、老朽化、コミュニティーの希薄化など)を、産・学・公・民の連携、協働によって解決し、持続可能なまちづくりを推進するプロジェクトです。「コミュニティ・リビング」の実現を目指し、2017年 には「次世代郊外まちづくり」の情報発信や活動拠点 の場として「WISE Living Lab」を開設。2018年には、分譲マンション「ドレッセWISEたまプラーザ」の低層部に「多世代コミュニティ交流機能」「身近な就労機能」「子育て支援機能」が導入された地域利便施設「CO-NIWAたまプラーザ」を整備するとともに、「一般社団法人ドレッセWISEたまプラーザエリアマネジメンツ」を設立し、地域団体などの活動支援を行っています。さらに「自律分散型都市構造」の実現を目指し、地域課題の解決をテーマにした起業や社会活動への参加につなげる支援や、「働く場」の創出、企業活動との連携などの取り組みとして、2021年度には青葉台郵便局の空き区画を活用した会員制の地域交流拠点、「スプラス青葉台」、2023年には、たまプラーザにオフィスとシェアキッチンを併設した「grow up commons」をオープンしました。今後も住民やさまざまな連携先と取り組資産回転型事業は、物件を仕入れ、バリューアップした上で、投資家へ売却する事業です。不動産市況の変化や工事費高騰などのリスクを考慮し、短期間で利益貢献するリノベーション案件などに取り組んでいます。2024年2月にはイノベーションオフィス「IOQ」シリーズ第3弾として、高級ヴィンテージマンションをサービスショップ、オフィス、SOHOなどの複合用途へ フルリノベーションし、「LANTIQUE BY IOQ(ランティークバイアイオーキュー)」として開業しました。みを推進し、自由で豊かな新しい郊外住宅地の実現を目指します。当社は2022年、多摩田園都市エリア(田園都市線梶が谷駅~中央林間駅)のうち、横浜市・川崎市エリアにおいて、「nexus(ネクサス)構想」を始動しました。この構想は、郊外における生活者起点での自由で豊かな暮らしを実現するために、職・住・遊・学が近接・融合した自律分散型のまちづくりを具現化する「歩きたくなるまち(Walkable Neighborhood)」を目指すものです。この構想の推進にあたっては、構想に共感をいただいた企業や行政をバディ(仲間)と捉えて連携し、 生活者起点のサステナブルな地域ネットワークを構築します。取り組みの拠点として2022年4月に川崎市と横浜市の市境近辺にある虹ヶ丘、すすき野エリアに「nexusチャレンジパーク早野」を開業。コミュニティー農園や焚き火エリア、イベントスペースなどの多目的利用が可能な空間をつくり、地域住民が日常的に自由に活用できる場として運営し、住民、学校、そして企業や行政 など の バ デ ィが つ な がり、魅力的な街の仕掛けづくりに挑戦しています。多摩田園都市エリアnexus構想資産回転型事業強化沿線の資産活用、住み替え促進 次世代につなぐ、未来のまちづくり 「次世代郊外まちづくり」たまプラーザ・青葉台多摩田園都市沿線を中心とした街の活性化事業

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