TOKYU CORPORATION 2025-2026
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© ドーンデザイン研究所15LINEアカウント画面イメージ自動運転小型EVバス遠隔監視の様子JR東海と当社は、静岡県の観光振興と地域活性化を目的として2024年11月よりJR東海区間での運行を開始しました。横浜を出発し、三島、浜松、静岡といった各地域を巡り横浜へと戻る3泊4日のプランで、お客さま・地域の皆さま双方から大変ご好評をいただきました。さらに2025年11月からは新たに愛知県、岐阜県へと運行エリアを拡大し、魅力的な食材を使った料理、各地の名宿、歴史・伝統文化など東海道の新たな魅力にあふれた旅舞台「東海道・富士クルーズ」の3泊4日の旅を予定しています。当社、JR東日本、伊豆急行は、2019年から3度にわたり実施した観光型MaaS「Izuko」の実証実験で得た知見を踏まえ、地域との共創を通じて伊豆地域の活性化を目指すデジタルサービス「伊豆navi」を2022年11月より展開しています。「伊豆navi」では、伊豆の多様な魅力をより多くの方に知っていただくとともに、伊豆を訪れる方の公共交通機関の利用促進と移動利便性の向上を図るため、伊豆の観光スポットや宿泊施設・飲食店などの情報と、便利でおトクな交通チケットやレンタサイクル・カーシェアなど伊豆各地における移動手段に関する情報を一元的に提供しています。今後も地域の自治体や交通・観光事業者の皆さまと共に進化を続けながら、伊豆地域の活性化に貢献することを目指していきます。「新しい移動サービス」の創出に向け、自動運転をはじめとした新たな技術の活用に取り組んでいます。生活様式の変化や高齢化社会により「移動」のニーズが多様化し、従来の通勤・通学輸送に加えて「地域内での小さな移動手段」が求められるなど、「移動手段の多様化により、地域の生活を支える」ことが必要不可欠です。JR東海が東海エリアにおいて行ってきた地域連携の取り組みと、当社の「THE ROYAL EXPRESS」 による地域活性化のノウハウを最大限に生かし、魅力ある旅行商品を提供することで、東海エリアの地域活性化への貢献を目指します。当社と東急バスは、このような新しい社会環境を踏まえて、2020年より自動運転と遠隔監視を組み合わせた、新たな移動サービスの検証を静岡県内および東急線沿線にて進めてきました。2025年5月には東急バスと東急テクノシステムが開発した自動運転小型EVバスを使用し、世田谷区内のルートにて走行試験を行いました。今後も社会課題の解決につながる新しい移動サービスの実現を目指した取り組みを進めていきます。~SHIZUOKA・FUJI CRUISE TRAIN~~TOKAIDO・FUJI CRUISE TRAIN~伊豆navi自動運転技術の活用交 通 イ ン フ ラ 事 業

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