▲「クラウドSCADA」を導入▲ 鉄道事業における点検・検査業務に 四足歩行ロボットを導入する技術検証を開始 2025年4月、Boston Dynamics製の四足歩行ロボット「Spot」を導入し、鉄道事業における点検・検査業務の高度化・効率化へ向けた技術検証を開始しました。このロボットの本格的な導入は、国内鉄道業界初の取り組みとなり、安全で安心な移動の持続的提供を目指し、点検・検査業務の高度化・効率化を推進していきます。▲ 鉄道設備保守高度化に向けたデジタル活用推進鉄道設備および車両より収集した稼働データを分析・活用することで、状態基準保 全(CBM:Condition Based Maintenance)の導入を推進しています。これにより設備故障の未然防止や故障リスクの可視化を図るとともに、適切な時期での設備更新計画の策定を可能とし、安全性のさらなる向上を目指しています。2024年10月、田園都市線駒沢大学駅に空調換気設備の遠隔監視が可能になる「クラウドSCADA」を導入しました。東急電鉄では4駅目の事例となり、大手民鉄初の取り組みです。サーバー上でリアルタイムに設備の状態を監視しデータを蓄積し、データの見える化を実現することで、故障の未然防止や適切な運転状態維持による省エネ運転の実現も期待できます。ロジェクト「Green UNDER GROUND」を推進してい ます。第1弾の駒沢大学駅は全国初の耐火・構造技術を導入したビルの建設などを進め、2024年3月に竣工しています。第2弾の桜新町駅は2023年5月に着工し、空調設備の増強・改修、地上出入り口の木造化などを進めています。大井町線ならびに東横線では、有料座席指定サービス「Q SEAT」を運行しています。大井町線では、平日夕方以降の大井町駅発・田園都市線直通の急行長津田行き一部列車にて、7両編成のうち1両をロング・クロス転換車両(ロングシートからクロスシートへ転換できる車両)で運行しています。東横線では、平日夕方以降の渋谷駅発・急行元町・中華街駅行き一部列車および、元町・中華街駅発・急行渋谷駅行き一部列車にて、10両編成のうち1両をロング・クロス転換車両で運行しています。最新の運行情報や各駅の時刻表、各路線の列車走行位置のほか、運休や遅延などの運行支障が生じた際の迂回ルート検索など、10駒沢大学駅における木造駅ビルロボットのデモ導入の様子桜新町駅リニューアル イメージ2025年3月に東横線・目黒線・東急新横浜線・池上線・東急多摩川線・世田谷線においてダイヤ改正を実施しました。お客さまにより安心・快適にご利用いただけるように、ご利用状況に合わせて各線区において一部列車の行先や時刻などを変更しました。池上線では、五反田駅のホームドア設置に伴い、ホームドアの開閉時間を考慮して一部列車の時刻を変更することで、安心して駅をご利用いただけるよう取り組んでいます。脱炭素・循環型社会への貢献および地域に開かれた「サステナブルな地下駅」を目指し、開業後45年以上が経過した田園都市線地下区間5駅(池尻大橋駅・三軒茶屋駅・駒沢大学駅・桜新町駅・用賀駅)のリニューアルプ田園都市線地下区間5駅リニューアルプロジェクト「Green UNDER GROUND」有料座席指定サービス「Q SEAT」東急線アプリダイヤ改正DXの取り組み安心・快適にご利用いただくための取り組み
元のページ ../index.html#12