TOKYU CORPORATION 2024-2025
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信号を感知②地上装置は先行列車の在線位置から計算した 停止限界点を後続列車へ送信③後続列車は停止限界点までの減速パターンを計算し、ブレーキを制御コンピューターが信号電流をキャッチ自動的にブレーキ705555452060606060606060100100100自動的にブレーキ減速パターン地上装置無線アンテナ停止限界点ATC指示速度を超えた場合レールに信号電流が流れていて、連続的に列車に信号を送っていますカーブ制限速度60km/h区間列車最後尾が直線区間に入るまで速度制限される制限速度を超えていた場合列車は信号機を通過したときに、制限速度を超えていると自動的にブレーキがかかります①先行列車は自列車の位置を地上装置へ送信先行列車との間隔を保つ先行列車との間隔を保つ各線の刻々と変わる運行状況や相互直通運転を行う各社の運行に関するさまざまな情報を把握しており、車両のブレーキを自動でコントロールするシステムで、走行する車両が、区間ごとに決められた制限速度を超えないように設計されています。このシステムにより、車両が先行車両に接近したり、カーブ区間を走行したりする場合、安全な速度まで自動的に低下させるので、地下区間や、高密度の運転においても高い安全性が確保されています。先行する車両との間隔に応じた信号機の指示速度を超えて走行した場合、自動的にブレーキをかけて停止させるシステムです。また、カーブ区間専用の速度制限システムも導入し、安全を確保しています。運転見合わせや遅延が生じた場合は、運行状況・復旧見込みについて、お客さまに迅速・正確な情報を発信する役割も担っています。1日当たり約349万人(2023年度)のお客さまが利用される東急線の安全確保と正常運行に努めています。体制、第1種(B)体制が予想される場合は、事故・災害対策会議を招集します。会議内で必要と判断された場合は、事故・災害対策本部を設置し、東急電鉄本社と現場が一体となってお客さまおよび社員の安全確保、安全運行の確保に努めます。運輸司令所■先行列車との間隔を保つ場合■カーブ区間の場合進行方向進行方向ATC指示速度909090ATC指示速度1001008060進行方向進行方向先行列車007先行列車先行列車運輸司令所による運行管理運輸司令所では、東急線の鉄軌道線全線(東横線、目黒線、東急新横浜線、田園都市線、大井町線、池上線、東急多摩川線、世田谷線、こどもの国線)の運行を管理しています。ATC[Automatic Train Control](自動列車制御装置)【導入路線:東横線、目黒線、東急新横浜線、田園都市線、大井町線、こどもの国線】ATS[Automatic Train Stop](自動列車停止装置)【導入路線:池上線、東急多摩川線】CBTCシステム(無線式列車制御システム)無線通信技術を活用して列車の位置や速度を連続的に把握することで、列車間の安全な間隔を確保し、カーブ区間などの制限速度を超えないよう、車両のブレーキを自動でコントロールするシステムです。2028年度に田園都市線、2031年度に大井町線で導入する予定です。事故·災害発生時の警戒・復旧体制事故・災害などが発生した場合に備え、警戒体制および復旧体制として、規模に応じて特別体制、第1種(A)体制、第1種(B)体制、第2種体制、第3種体制の5つの体制を定めています。そのうち、特別体制、第1種(A)運行の安全事故や災害への備え

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