TOKYU CORPORATION 2024-2025
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6車内防犯カメラ設置の一例状況を把握することを目的に、2020年7月をもって東急電鉄所属の全車両(こどもの国線を除く)へ設置が完了しました。IoTube(アイ・オー・チューブ)車両内のセキュリティ向上を目的として、2020年4月から、東急電鉄所属の全車両(こどもの国線を除く)に、4Gデータ通信に対応した、LED蛍光灯一体型の防犯カメラ「IoTube」を導入しIoTube非常ボタンました。4Gのデータ通信によって、遠隔地からでも映像を確認することが可能になり、車両内トラブル発生時などに迅速に対応できるようになりました。大井町線の一部車両を除き、各車両から乗務員と通話することができます。ボタンの位置を案内する車内ステッカー(一例)3D式踏切障害物検知装置の検知イメージ車内非常通報ボタン3D式踏切障害物検知装置車内防犯カメラ車内におけるテロ・犯罪・トラブルの未然防止や正確な非常ボタン軌道線も含めて東急線の全ての踏切に設置しています。非常の場合にこのボタンを押すと、接近する列車の運転士に異常を知らせます。連続立体交差事業連続立体交差事業は、鉄道を連続的に高架化または地下化し、道路と立体交差させることで、踏切を除却する事業です。現在は、大井町線戸越公園駅付近において連続立体交差化に向けた取り組みを進めています。車内非常通報ボタン具合の悪いお客さまや車内の異常を乗務員に知らせる装置で、車両連結部付近や窓の横、車いすスペースに設置しています(位置は車両により異なります)。緊急ブレーキ装置運転士の体調が急変したときに安全を確保するため、ハンドルから手が離れると自動的に非常ブレーキがかかる装置を全車両に搭載しています。踏切障害物検知装置踏切障害物検知装置は、踏切で立ち往生している自動車などの障害物をセンサーで検知し、接近する列車の運転士に異常を知らせる装置です。東急電鉄では2021年7月、自動車通行禁止の踏切を含む135カ所全ての設置が完了しました※。なお、2013年度からは踏切全体を検知範囲とした検知精度が高い3D式踏切障害物検知装置を導入しており、111カ所に設置が完了しました。引き続き導入を推進しています。※世田谷線・こどもの国線を除く。車両の対策踏切の対策

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