商業施設「SORA gardens SC」川や四季折々の植栽を配置しています。2019年にはマンションプロジェクト「MIDORI PARK The VIEW」(全604戸)が竣工。さらに2020年にはNTT都市開発と合弁会社「H9BC INVESTMENT COMPANY LIMITED」を設立し、分譲マンション「MIDORI PARK The GLORY」が2021年に着工し、2024年に竣工予定です。また2024年には新たなマンションプロジェクト「MIDORI PARK The TEN」に着工し、2025年に竣工予定です。今後も「MIDORI PARK」の面的開発を進めていきます。▶商業2015年からビンズン省庁舎に隣接する新都市の中心で、商業施設「Hikari」を運営しており、2022年に拡張エリアが開業しました。ビンズン新都市における持続可能なまちづくりを目指し、コンポストやアクアポニックス、太陽光発電などの環境に配慮した取り組みを導入しています。また2023年7月には、ビンズン新都市で初のショッピングセンターとなる「SORA gardens SC」が開業しました。複数の日系テナントが入居し、物販・飲食・エンターテインメントが楽しめます。お子さま連れのお客さまに快適にご利用いただけるように、授乳室やキッズトイレを設けるなど、日本で培った商業施設運営ノウハウを生かしています。▶バス事業ベカメックス東急の100%子会社ベカメックス東急バスが、ビンズン新都市とトゥーヤモット市街を結ぶ路線「KAZE SHUTTLE」の運行を2014年に開始しました。2016年からはビンズン新都市内を循環する路線も加わり、現在7系統11路線および市中心部と近隣ショッピングセンターを結ぶ住民向けの路線を展開しています。定時運行や安全・快適な車両の導入、お客さまへの丁寧な接客案内など日本のノウハウを活用した交通システKAZE SHUTTLEムの定着を図っています。「東急多摩田園都市」のノウハウを生かした公共交通一体型のまちづくりを推進することでビンズン新都市の成長に貢献するとともに、市街地での交通渋滞が深刻化しつつあるバイク中心の社会から、公共交通機関を利用する社会への転換(モーダルシフト)に向け、先駆的に取り組んでいます。2022年にはベトナム初となる公道での自動運転の実証実験を行い、今後はデータ利活用による都市・交通課題解決を目指していきます。▶その他のまちづくりビンズン新都市では、地元の方々との文化交流や地域貢献を目的に、さまざまなイベントを開催しています。日越友好40周年を記念して2013年に実施したサッカー国際親善試合をきっかけに、サッカーを通じての親睦イベントを継続して行っています。2021年 には、川崎フロンターレと連携して、ベトナム初の Jリーグクラブによるサッカースクールを開校しました。子どもたちの教育の場を提供することで、サッカーを通じた地域貢献を目指します。ほかにも、日本祭りや音楽イベントなどの文化イベントを定期的に開催し、建物の開発のみならず、ソフト面のまちづくりにも力を入れています。また、ビンズン省には外資企業が多数進出しているため、当社と台湾系有志で「越華国際学校」を設立し、幼稚園・小学校を運営しているほか、日系医療クリ ニックを誘致するなど、ビンズン省に住む外国人やその家族が安心して長期滞在できるようサポートしています。ホーチミン市ほかでの不動産事業ビンズン新都市での事業経験を生かし、当社はベトナム最大の都市ホーチミン市エリアにおいても、現地不動産デベロッパーと共に事業を展開しています。2017年には、ホーチミン市北東部において、フンティン社との共同分譲住宅「Moonlight Residences」(全535戸、2019年竣工)に参画しました。また、2022年には、 ヤンコイ社と共に分譲マンション事業を開始し、今後も引き続きホーチミン市ほかでの事業を展開していきます。サッカースクール越華国際学校43
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