TOKYU CORPORATION 2024-2025
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▶住宅事業ベカメックス東急はビンズン新都市において高品質で快適な住居を提供しています。最初に手掛けたマンションプロジェクト「SORA gardensⅠ」(全406戸)は、開発コンセプトである「ガーデン」を空中庭園や壁面緑化により実現したほか、施工品質やセキュリティ体制などジャパンクオリティーにこだわり、2015年に竣工しました。2018年には三菱地所レジデンスと合弁会社「BTMJR INVESTMENT LIMITED COMPANY」を設立し、2021年には「SORA gardensⅡ」(全557戸) が竣工。「SORA gardensⅠ」との一体感のある外観や連続する商業空間を創造するとともに、ビンズン省では初となる全戸へのスマートホーム設備・システムを導入しています。42ビンズン新都市におけるまちづくり高層マンション「SORA gardensⅡ」東急グループが長年培ってきた沿線開発のノウハウを生かし、ベトナム、タイ、オーストラリアの3カ国でまちづくり事業を展開しています。ビンズン省でのまちづくりホーチミン市の北約30kmに位置するビンズン省は、日系含む外資企業による工業団地への進出が多く、今後の発展が見込まれるエリアです。当社はベトナム企業「ベカメックスIDC」との合弁会社であるベカメックス東急を2012年に設立し、同省ビンズン新都市(約1,000ha)内において、住宅や商業などからなる「東急ガーデンシティ」の開発を進め、日越合弁企業として公共交通との一体的なまちづくりを展開しています。SORA gardensⅠとⅡをつなぐ住民の憩いの場「greenway」一方、新都市内の別のエリアで進めているエリア開発プロジェクト「MIDORI PARK」は、高層コンドミニアムや低層のタウンハウス、ヴィラが統一感のある美しい街並みをつくるとともに、敷地面積に対して緑地の割合が56%を占めるなど、緑豊かな住環境が特徴です。自然を身近に感じられるよう、エリア内には小MIDORI PARK内低層住宅「HARUKA Residence」「HARUKA Terrace」ベトナムでの事業ベトナムは安定した政治体制や親日で穏健な国民性に加え、GDP成長率や生産年齢人口の増加など着実な経済成長が期待できることから、当社はビンズン省にて都市開発事業・交通事業を、ホーチミン市ほかにて分譲住宅事業や不動産管理事業などを展開しています。不動産事業のバリューチェーンを構築し、ベトナムの都市の発展に貢献していきます。国際事業(海外でのまちづくり)

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