今後も地域の自治体や交通・観光事業者の皆さまと共に進化を続けながら、伊豆地域の活性化に貢献することを目指していきます。生活様式の変化や高齢化社会により「移動」のニーズが多様化し、従来の通勤・通学輸送に加えて「地域内での小さな移動手段」が求められるなど、「移動手段の多様化により、地域の生活を支える」ことが必要不可欠です。当社は、このような新しい社会環境を踏まえて、2020年より自動運転と遠隔監視を組み合わせた新たな移動サービスの検証を静岡県内および東急線沿線にLINEアカウント画面イメージの「THE ROYAL EXPRESS」 による地域活性化のノウハウを最大限に生かし、魅力ある旅行商品を提供することで、静岡県の地域活性化への貢献を目指します。て進めています。2024年5月には京浜急行バス・東急バス・当社の3社において、バス業界初となる自動運転の「共同実証実験」を実施しました。京浜急行バスと東急バスがそれぞれ異なるエリアで運行する自動運転バスを別の場所から遠隔監視(運行管理)することに加え、遠隔監視および自動運転技術を路線バスの安全性向上や運転業務の負担軽減につなげるための検証を行いました。今後も社会課題の解決につながる新しい移動サービスの実現を目指し検証を進めていきます。自動運転車両遠隔監視の様子© ドーンデザイン研究所15THE ROYAL EXPRESS~SHIZUOKA・FUJI CRUISE TRAIN~JR東海と当社は、静岡県の観光振興と地域活性化を目的としたクルーズトレインを、2024年11月~12月にかけて運行します。このプランは、横浜を出発し、熱海を経由して、三島、浜松、静岡といった各地域を巡り横浜へと戻る3泊4日のプランです。JR東海が静岡県において行ってきた地域連携への取り組みと、当社伊豆navi当社、JR東日本、伊豆急ホールディングスは、2019年から3度にわたり実施した観光型MaaS「Izuko」の実証実験で得た知見を踏まえ、地域との共創を通じて伊豆地域の活性化を目指すデジタルサービス「伊豆navi」を2022年11月より展開しています。「伊豆navi」では、伊豆の多様な魅力をより多くの方に知っていただくとともに、伊豆を訪れる方の公共交通機関の利用促進と移動利便性の向上を図るため、伊豆の観光スポットや宿泊施設・飲食店などの情報と、便利でおトクな交通チケットやレンタサイクル・カーシェアなど伊豆各地における移動手段に関する情報を一元的に提供しています。自動運転技術の活用「新しい移動サービス」の創出に向け、自動運転をはじめとした新たな技術の活用に取り組んでいます。交通インフラ事業
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