TOKYU CORPORATION 2024-2025
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木になるリニューアル木材をふんだんに活用したホーム屋根の建て替えや、駅舎内外装などの改修を行う「木になるリニューアル」(左)3020系車両、(中)6020系車両、(右)2020系車両の実施を通じて、建設時のCO2放出量の抑制、炭素の固定化に取り組んでいます。現在、池上線千鳥町駅にて2024年度冬ごろの工事着手を目標に「木になるリニューアル」実施の準備を進めています。駅古材活用プロジェクト循環型社会の実現に向け、駅舎の古材を再活用する「みんなのえきもくプロジェクト」を推進しています。2023年11月から、古材の再循環に取り組む古材日和グループと連携し、旧駅舎の古材を「ステーションウッド」という商品名で古材日和グループおよび当社公式オンラインショップ(TOKYU STYLE)にて試験的に販売する取り組みを開始しました。今後も駅改修工事などで発生する古材の再循環に取り組んでいきます。ユニリーバ製品の使用済みプラスチック容器を回収・リサイクルする「UMILE(ユーマイル)プログラム」の実証実験を開始しました。通勤・通学前やお出かけの際など、気軽にプラスチックをリサイクルできる環境を提供しています。2022年11月から本運用に入り、2023年11月から、たまプラーザ駅にも回収ボックスを設置しています。「ステーションウッド」のインテリアグッズ東急電鉄の廃棄予定の制服を再生利用した回収ボックス9鉄軌道全路線を再生可能エネルギー由来の電力100%にて運行脱炭素・循環型社会実現に向けて2019年3月より 世田谷線で再生可能エネルギー100%の電力での運行を開始していましたが、2022年4月からは鉄軌道全路線に拡大。現在では、2023年3月開業の東急新横浜線 を含む全路線で、再生可能エネルギー由来の実質CO2排出ゼロの電力100%で運行しています。2050年には東急グループ全体でCO2排出実質ゼロを目標としており、年間CO2排出量の約3割を占める鉄道事業の脱炭素化は、目標達成に向けての大きな前進となりました。エコ車両2020系・6020系・3020系の導入2018年3月以降、田園都市線2020系と大井町線 6020系、目黒線3020系を順次導入しています。「ナノイー※」方式の空気清浄機の設置、ハイバック仕様の座席の採用など、お客さまに安心・快適にご利用いただける車内空間を実現しています。※ 「ナノイー」はパナソニックの商標です。SOCIAL WOOD PROJECT東急線沿線でさまざまな“木にいいこと”を知って・参加して・応援する機会が得られ、なにげない行動からだれもがこれまで以上に森林資源の循環に貢献できる“木と人がめぐるまちづくり”を目指すプロジェクトです。このプロジェクトは、『木材活用』、『地方創生』、『CSV(共創価値創造)社会実装』、『コミュニティ醸成』の4軸において、さまざまな共創パートナーや沿線にお住まいの方々と連携して推進していくことを目指しています。ブックオフと連携した資源循環型まちづくりへの取り組み「モノを捨てない」資源循環型まちづくりへの実証 実験として、2021年12月からブックオフグループホールディングスおよびブックオフコーポレーションと連携し、東急線の駅や車内などの鉄道施設で拾得 されたお忘れ物(法的に保管期間が過ぎ、東急電鉄が所有権を取得したもの)を、国内外のブックオフグループ店舗を通じてリユース品として再流通させる取り組みを行いました。今般、運用体制が整い、一定の効果が得られたことから、2023年4月より取り組みの本運用を開始しました。駅での日用品プラスチック容器回収ボックスの設置2022年3月から南町田グランベリーパーク駅にて、環境保全の取り組み

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