46フューチャー・デザイン・ラボは「東急、次の100年を創る」をミッションとして2019年から活動するイノベーション推進組織です。「社内起業家育成制度」「新たな事業領域の探索」「オープンイノベーション」の3つの機能を通し、事業創造に取り組んでいます。事業を創造する意欲・能力を有する社員を支援し、新規事業創出を通じてチャレンジする企業風土を醸成することを目的とし、新規事業の発案者自らがプロジェクトリーダーとして携わることができる制度です。従業員のフロンティア・スピリットを喚起し、東急グループの活性化と持続的成長の推進、新たな顧客価値創造を目指しています。制サテライトシェアオフィス事業。働き方の多様化に合わせた柔軟な執務環境の提供を目的とするもので、2016年5月に事業化されました。2022年には、3月に法人会員制サテライトオフィスサービス「ZXY(ジザイ)」を展開するザイマックスと提携し、利用可能店舗を大幅に拡大。6月にはテレキューブサービス、10月には富士フイルムビジネスイノベーションとそれぞれ連携し、個室型ワークブース「テレキューブ」「CocoDesk」の予約・利用が可能となるサービスを開始。多様な働き方を実現するリモートワーク環境を整備していきます。(詳細:P.29参照)未来の社会課題を想定し、バックキャスト思考で新たなライフスタイルの構築につながる事業創出を目指してい ます。地球環境にやさしい未来の循環型社会を意識した「超循環型社会プロジェクト」、まちづくりDX実現の一端を 担う「XR※プロジェクト」などのテーマを設定して取り組んでいます。※クロスリアリティ。VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)といった技術の総称。NewWork 目黒から排出される下水を、塩素などの化学薬品を一切使用せず、発酵技術で浄化させる複合発酵設備で処理し、トイレの洗浄用水などに再利用しており、現在、施設の上水使用量を30%程度削減することに寄与しています。複合発酵設備TsugiTsugi サービスイメージNewWork第1号案件として創設した法人会員超循環型社会プロジェクト2023年2月に宮古島熱帯果樹園まいぱりで、複合発酵技術を活用した水資源の循環システム導入に関する実証実験を開始しました。この取り組みは、当社、長大、東建産業の3社で、循環型社会の構築・生物多様性の保全を目指して実施するもので、まいぱり敷地内の施設TsugiTsugi(ツギツギ)第6号案件として定額で全国100以上の宿泊施設に期間内自由に泊まれる、定額制回遊型宿泊サービス「TsugiTsugi」の先行体験を2021年4月より開始し、2023年5月に正式事業化しました。個人向けのプラン に加え、日本経済新聞社やLCCのPeach Aviation と連携して「旅するように働く」をコンセプトとした法人向けプランも新設するなど、新たな働き方の創出にも取り組んでいます。その日の都合やその時々の気分に合わせて、好きな時に好きな場所で過ごす新たなライフスタイルや働き方の定着を目指します。(詳細:P.41参照)社内起業家育成制度新たな事業領域の探索次の100年を創る事業創造と「まちづくりDX」フューチャー・デザイン・ラボ
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