シラチャでの日本人向け賃貸住宅事業バンコクより南東へ約100kmに位置するシラチャは、製造業を中心とした日系企業の進出も多く、今後も発展が見込まれるエリアです。当社は、2014年にタイ大手財閥系企業サハグループと合弁会社「サハ 東急コーポレーション」を設立し、日本人向け賃貸住宅事業を推進しています。「ハーモニック レジデンス シラチャ」(全212戸)は、2016年に開業し、2021年に住戸と共用施設を拡張した駐在員家族向けの賃貸住宅です。歩車分離や緑豊かな遊歩道の設置など、安心・快適な住環境が評価され、ミキハウス子育て総研の「子育てにやさしい住まいと環境」に海外で初めて認定され ました。また、2020年からは単身・夫婦向け賃貸住宅「グリーンライフ」(全75室)を運営しています。今後も顧客視点に立った開発・運営の推進により、 海外で暮らす日本人家族に安心で快適な暮らしを提供していきます。2023年完成予定の州政府による鉄道延伸も見据えた周辺のインフラ整備のほか、「Clean Green Sustainable City」の実現に向けたイノベーションやビジネスバンコクでの分譲住宅事業タイの不動産デベロッパーであるサンシリ社と共に、2017年より分譲住宅事業を展開し、「taka HAUS」(全269戸)、「XT EKKAMAI」(全537戸)をはじめ、高い住宅品質や充実した共用部を備えた、快適な住まいを 提供しています。「Burasiri Krungthep Kreetha」(全274戸)は当社タイ事業初の分譲戸建て事業で、好調な販売が続いています。利便性と自然が調和した生活環境と、多彩な共用施設、ゆとりある間取りが特徴で、タイにおいては先進的な環境配慮の取り組みも 導入しています。「dcondo Hype Rangsit」(全546戸)は、2023年7月に販売を開始しましたが、タイ人の 実需層や投資家を中心に高い評価を受け、全戸即完売しました。また、2023年9月からサハグループと高層コンドミニアム「KingsQuare Residence」(全222戸)を販売しています。タイの住宅部門では初の「Fitwel認証」三ツ星を獲得した、居住者の健康とウェルビーイングに配慮した住宅です。今後も当社のまちづくりノウハウを生かし、タイの発展・住まいのクオリティー向上に貢献していきます。創出を目指した研究教育複合施設「Y・hub」や職業訓練学校の運営、ローカルブランドの確立を目指したファームビジネスなども進めています。44賃貸住宅「ハーモニック レジデンス シラチャ」共用棟西豪州ヤンチェップ・ツーロックス地区で推進する宅地開発事業分譲住宅「Burasiri Krungthep Kreetha」研究教育複合施設「Y・hub」タイでの住宅事業タイは2017年に国家の成長戦略として「東部経済回廊(EEC)政策」を発表しており、さらなる経済成長が期待されています。当社は、EEC政策域内のシラチャにて賃貸住宅事業、鉄道網の拡充とともに都市化が進むバンコクにて分譲住宅事業を行っています。西豪州・ヤンチェップ地区における都市開発事業、宅地開発事業西オーストラリア州の州都パースから北へ約50kmのヤンチェップ・ツーロックス地区において、当社子会社であるヤンチェップ サン シティならびにセント アンドリュース プライベート エステートがそれぞれ現地企業と合弁会社を設立し、都市開発事業と宅地開発事業を推進しています。
元のページ ../index.html#46