TOKYU CORPORATION 2023-2024
24/56

22渋谷二丁目17地区市街地再開発事業のビル名称が「渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)」に決定しました。青山(AOYAMA)と渋谷(SHIBUYA)の街をつなぎ(Ⅹ:交差する)、多種多様な人々が行き交う場所で、交流を誘発する施設になっていきたいという思いが込められています。また、「握手」の意味から、異なる人々や文化がこの場所でつながり・交じり合い、新たな価値が生まれていく様子を表現しています。このビルは、立地的な高低差を解消する縦動線や隣接街区と接続するデッキを整備し、新たに人々が集い憩えるオープンスペースと商業店舗を歩行者動線上に沿って配置することで、足を止めて休憩したり、食事を楽しむことができる空間に生まれ変わり、渋谷駅東口エリアの新たなにぎわいの拠点となることを目指します。1~2階は飲食店舗を中心に敷地内の広場と一体的に整備。3~4階は「ウェルネス」に着目し、渋谷エリアに不足しているワーカーに対する心と体の健康を高められるサービスを提供することで生産性や創造性の向上を支援します。5~23階は駅につながる利便性の高いハイグレードなオフィスを提供します。また、脱炭素社会に向けた サステナブルなまちづくりを目指し省エネルギー施策を積極的に実施しており、すでに取得済みの「ZEB Oriented」認証に加え、 オフィス部分では建築物省エネルギー性能評価制度(BELS)の「ZEB Ready」認証も取得しました。2023年2月、当社は渋谷区、東急不動産、GMO インターネットグループと共に、国際的スタートアップ 育成機関「シブヤスタートアップス株式会社」を設 立しました。海外より多様な企業や人材を渋谷に 集め、世界的なスタートアップを支援・成長させることで、渋谷における国際的なスタートアップ・コミュ ニティーの構築を目指しています。「渋谷二丁目17地区市街地再開発組合」提供東急グループとL Catterton Real Estate(エル キャタルトン リアルエステート)のパートナーシップに より推進するこのプロジェクトは、地上34階、地下 4階の複合施設で、渋谷のにぎわい、松濤の静謐(せいひつ)な住宅地、独自のカルチャーが息づく奥渋エリアの結節点に位置し、「Tokyo's Urban Retreat」というキーコンセプトのもと、都会の喧騒の中に安らぎとくつろぎを提供します。建築デザインには、その土地の持つ背景やランドスケープに合わせたサステナブルでコンセプチュアルな空間づくりを得意とし、国際的に高い評価を得ている ノルウェーの建築・デザイン事務所「Snøhetta(スノヘッタ)」を起用。ホテルは、「Swire Hotels(スワイヤー・ ホテルズ)」が展開するコンテンポラリーラグジュアリーブランド「The House Collective(ザ・ハウス・コレクティブ)」が日本初進出します。洗練されたライフスタイルを提案するリテール、ワールドクラスのスモールラグジュアリーホテル、ハイクオリティな都市型居住を実現する賃貸レジデンスを中心に、Bunkamuraとの融合により渋谷の新しいランドマークを目指します。また、このプロジェクトが掲げる持続可能な開発目標の達成に向けて、環境とサステナビリティに配慮した国際認証などの取得も目指します。「SHIBUYA+FUN PROJECT」官民連携で、渋谷の街の魅力づくりに取り組む「渋谷駅前エリアマネジメント協議会」と「一般社団法人渋谷駅前エリアマネジメント」に参画し、渋谷が「世界に開かれた生活文化の発信拠点」となることを目指し、まちづくり活動を推進しています。WANDER COMPASS SHIBUYA東急東京メトロ渋谷駅観光案内所日本政府観光局(JNTO)認定の観光案内所です。英語 対応可能なスタッフが常駐し、渋谷駅構内・周辺の情報提供などの観光案内を行っています。訪日外国人観光客向けガイドツアーやイベントスペースの活用による地域PR支援も実施しています。外観イメージImage by Proloog / Copyright:Snøhetta渋谷エリアにおける多様な取り組み「シブヤスタートアップス株式会社」の設立渋谷アクシュ2024年度上期開業(予定)延床面積:約 44,500㎡Shibuya Upper West Project 2027年度竣工(予定) 延床面積:約 120,000㎡(Bunkamuraを含む)

元のページ  ../index.html#24

このブックを見る