(左)3020系車両、(中)6020系車両、(右)2020系車両脱炭素・循環型社会実現に向けて2019年3月より 世田谷線で再生可能エネルギー100%の電力での運行を開始していましたが、2022年4月1日からは東横線をはじめとした鉄道7路線に拡大。現在では、2023年 3月開業の東急新横浜線を含む全路線で、再生可能 エネルギー由来の実質CO2排出ゼロの電力100%で運行しています。2050年には東急グループ全体でCO2排出実質ゼロを目標としており、年間CO2排出量の 約3割を占める鉄道事業の脱炭素化は、目標達成に 向けての大きな前進となりました。リニューアルされた長原駅商品を集荷し販売するフードロスイベント「きになるフードロス」を開催するなど、環境に配慮した新たな駅のあり方を目指しました。駅古材活用プロジェクト循環型社会の実現に向け、駅舎などの古材を再活用する「みんなのえきもくプロジェクト」を推進しています。電車とバスの博物館内の個人向けシェアオフィススペースの家具や、大井町のカフェ「PARK COFFEE」、相鉄・東急新横浜線の新横浜駅に新設された待合室「Shin-Yoko Gateway Spot」の内装の一部に古材「えきもく」を活用するなど、木造駅の記憶を未来に継承する取り組みを実施しました。2022年3月から田園都市線南町田グランベリーパーク駅にて、ユニリーバ製品の使用済みプラスチック容器を回収・リサイクルする「UMILE(ユーマイル)プログラム」の実証実験を開始しました。通勤・通学前やお出掛けの際など、気軽にプラスチックをリサイクルできる環境を提供しています。古材をリメイクしたえきもくベンチ東急電鉄の廃棄予定の制服を再生利用した回収ボックス9鉄軌道全路線を再生可能エネルギー由来の電力100%にて運行新型車両2020系・6020系・3020系の導入2018年3月以降、田園都市線2020系と大井町線 6020系、目黒線3020系を順次導入しています。2023年3月末時点では2020系は田園都市線に30編成(300両)、6020系は大井町線急行列車用として 2編成(14両)、3020系は目黒線に3編成(24両)導入しました。「ナノイー※」方式の空気清浄機の設置、ハイバック仕様の座席の採用など、お客さまに安心・快適にご利用いただける車内空間を実現しています。※ 「ナノイー」はパナソニックの商標です。木になるリニューアル2021年12月、「木になるリニューアル」第3弾として開業から50年以上が経過した池上線長原駅の改修工事が竣工しました。木材や既存材を積極的に活用した軒下空間では、駅や池上線沿線店舗の消費期限内のブックオフと連携した資源循環型まちづくりへの取り組み「モノを捨てない」資源循環型まちづくりへの実証 実験として、2021年12月からブックオフグループホールディングスおよびブックオフコーポレーションと連携し、東急線の駅や車内などの鉄道施設で拾得 されたお忘れ物(法的に保管期間が過ぎ、東急電鉄が所有権を取得したもの)を、国内外のブックオフグループ店舗を通じてリユース品として再流通させる取り組みを行いました。今般、運用体制が整い、一定の効果が得られたことから、2023年4月より取り組みの本運用を開始しました。駅での日用品プラスチック容器回収ボックスの設置環境配慮の取り組み
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