TOKYU CORPORATION 2019-2020
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沿革当社の歴史は、1922年9月2日の「目黒蒲田電鉄株式会社」の設立に始まります。目黒蒲田電鉄は、1918年に田園調布·洗足などの街づくりのために設立された「田園都市株式会社」の鉄道部門を分離独立し、発足したもので、その後、同社を合併、さらに池上電気鉄道、東京横浜電鉄などを吸収合併し、鉄道業の基盤を固めていきました。そして、逐次、沿線開発という事業趣旨から、流通事業、開発事業、観光サービス事業、文化事業などを付随して誕生させ、現在の東急グループの基礎を築いてきました。1939年10月に商号を「東京横浜電鉄株式会社」に 変更、さらに戦時中の1942年5月、陸上交通事業調整法に基づいて、「京浜電気鉄道(現:京浜急行電鉄)」、「小田急電鉄」を合併し、「東京急行電鉄株式会社」に 改称しました。1944年5月には「京王電気軌道(現:京王電鉄)」も合併し、大東急時代として、一時代を築いたこともありました。しかし、戦後は経済民主化による過度経済力集中排除法の趣旨にのっとって会社再編成を行い、1948年に京王帝都電鉄(現:京王電鉄)、京浜急行電鉄、小田急電鉄を分離し、同様の趣旨から当社の一事業部門であった百貨店業も東横百貨店(現:東急百貨店)として独立しました。当社発祥の原点は田園調布·洗足に代表される“街づくり”ですが、1953年には「城西南地区開発趣意書」を発表し、その構想に基づいて、1960年代、1970年代と東急多摩田園都市の建設、田園都市線の敷設と、総合的な“街づくり”に向けて大規模なプロジェクトに取り組んできました。2000年4月に東急グループ経営方針を発表して以来、2度の経営計画において「健全性の回復」を最優先に掲げ、「選択と集中」による東急グループ内の事業の再編成を進め、事業成長に軸足を置いた成長戦略を推進してきました。今般、グループ経営の高度化を図り、さらなる持続的成長を推進するため、2019年9月2日に商号を「東急株式会社」に変更し、会社分割により、当社の鉄軌道事業を「東急電鉄株式会社」に承継し、同年10月1日から営業を開始しました。目黒蒲田電鉄東京横浜電鉄1928.5.5合併1913.2合併1939.10.1合併1929.2合併1936.11.1合併1938.4.1合併1918.9.2設立1910.6.22設立1924.10.25商号変更1922.9.2設立1928.10.1設立1903.10.4設立1939.10.16 商号変更1922.9.2鉄道部門を分離1918.1設立1917.6.24設立1923.4事業開始1930.1.19設立田園都市武蔵電気鉄道東京横浜電鉄城南鉄道神奈川自動車東横乗合玉川電気鉄道荏原電気鉄道池上電気鉄道目黒自動車運輸1934.10.1合併1937.12.1合併芝浦乗合自動車70

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