TOKYU CORPORATION 2019-2020
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【オーストラリア連邦】・ヤンチェップ地区 (宅地開発事業) (都市開発事業)【タイ王国】・バンコク(分譲住宅事業)・シラチャ(賃貸住宅事業)【ベトナム社会主義共和国】・ビンズン省(都市開発事業)・ホーチミン(分譲住宅事業)ビンズン省でのまちづくりホーチミン市の北約30kmに位置するビンズン省は、日系含む外資企業による工業団地への進出が多く、今後の発展が見込まれるエリアです。当社はベトナム企業「ベカメックスIDC」との合弁会社であるベカメックス東急を2012年3月に設立し、同省ビンズン新都市(約1,000ha)において、住宅や商業などからなる約110haのエリア「東急ビンズンガーデンシティ」の開発を進め、日本企業としてはベトナム最大級となるまちづくりを展開しています。▶住宅事業ベカメックス東急はビンズン新都市において高品質で快適な住居を提供しています。最初に手掛けたマンションプロジェクト「SORA gardensⅠ」(全406戸)ベトナムは安定した政治体制や親日で穏健な国民性に加え、GDP成長率や生産年齢人口の増加など着実な経済成長が期待できることから、当社はビンズン省にて都市開発事業に、ホーチミン市にて分譲住宅事業に参画しています。ベトナムでの事業は開発コンセプトである「ガーデン」を空中庭園や壁面緑化により実現したほか、施工品質やセキュリティ体制などジャパンクオリティにこだわり、2015年に竣工しました。また現地の気候・風土に合わせた質の高い不動産の提供や、日本人による現地での技術移転と品質管理の徹底などが評価され、国土交通省が主催する「第2回JAPANコンストラクション国際賞」建設プロジェクト部門で国土交通大臣表彰を受賞しました。2016年には、エリア開発プロジェクト「MIDORI PARK」に着手し、歩行者専用道路の設置やタウンセキュリティの導入など、住民に安全・安心の高品質な住環境を整備しました。敷地面積に対して緑地の割合が56%を占めるなど、四季を通して色とりどりの花を楽しむことができるよう、植栽計画にも力を入れています。また、2017年の低層住宅プロジェクト「HARUKA Residence」「HARUKA Terrace」(全68戸)の第1期販売に続き、2018年には第2弾マンションプロジェクト「The VIEW」(全604戸)の販売が開始されるなど、「MIDORI PARK」全体の面的開発が進んでいます。今後も自然豊かで安心できる「ベトナムで最も子育てしやすい街」を目指し、開発を進めていきます。さらに2018年、ベカメックス東急と三菱地所レジデンスが合弁会社「BTMJR INVESTMENT LIMITED COMPANY」を設立し、2019年春からマンションプロ開発が進むビンズン新都市の現況高層マンション「SORA gardens Ⅰ」MIDORI PARK内低層住宅「HARUKA Residence」「HARUKA Terrace」国際事業(海外でのまちづくり)東急グループが長年培ってきた沿線開発のノウハウを生かし、ベトナム、タイ、オーストラリアの3カ国でまちづくり事業を展開しています。53

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