TOKYU CORPORATION 2019-2020
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CCAPDAPDACPDP新たな課題と改善点を発見し、解決。さらにレベルアップ。PDCAサイクルにより課題を把握し、レベルアップ。D(Do:実施)計画に沿って実施・実行する。● 災害・事故時の対応● 法令遵守・鉄道テロ対策● 安全対策のための設備投資● 従業員教育・訓練● 日常保守・点検● 事故情報の報告 などP(Plan:計画)過去の事例などにより安全管理に係わる計画を作成する。● 安全方針● 経営会議・取締役会● 安全重点施策 などC(Check:点検・評価)実施・実行した結果を点検・評価する。● 内部安全監査● 経営陣幹部による現場巡視 などA(Action:改善)点検・評価の結果を踏まえ、計画通り実施されなかった部分を改善する。● 安全対策のための修繕・改良工事● 従業員教育・訓練● 法令遵守・鉄道テロ対策● 日常保守・点検 など安全管理体制のPDCAサイクル(スパイラルアップモデル)ホームからの転落事故防止策として、2019年度中に、東横線・田園都市線・大井町線の全64駅へ、ホームドアの設置を完了します。また、車両内の防犯対策として、車内防犯カメラの設置を進めており、2020年の東急線所属の全車両への設置を目指しています。さらに、踏切内での事故防止のため、踏切内を立体的に検知でき、検知精度が高い3D式踏切障害物検知装置の導入を進めるなど、さまざまな施策により事故の未然防止、鉄道運転事故や輸送障害防止に取り組んでいます。安全対策の重点施策安全の確保は鉄軌道事業の最大かつ最重要の責務です。そのため東急電鉄では、安全管理の体制や方法を定めた「安全管理規程」を基に、経営トップから現業第一線の従業員まで一体となった安全管理体制を構築し、安全最優先の企業文化醸成に努めています。この安全管理体制は、「PDCAサイクル」を確実に行っていくことで継続的改善を推進する考え方を取り入れています。事故の再発・未然防止策に注力し、必要な施策を確実に実施しながら、従業員一人ひとりが多面的な想像力を働かせ、リスクを先取りして解消していきます。「安全」「安心」な東急線を目指して、今後もお客さまに安心してご利用いただけるよう全力で安全を追求していきます。東急電鉄などの子会社を通じて、鉄軌道事業を運営しています。安全・安心、便利・快適などといったお客さまニーズの高度化・多様化に対し、よりスピード感を持って対応し、お客さまから愛される東急線を目指します。安全の追求と管理体制東急線の安全対策東急安全の日2014年2月に発生した東横線元住吉駅列車衝突事故を風化させないために、社員一人ひとりが事故を振り返り、向き合う場として、東急安全の日を設定しました。2019年2月28日には「第5回東急安全の日」を開催し、社長、役員、社員、鉄軌道事業に係わる関係各社約1,100人が参加しました。鉄道事業本部の各職場から、安全性向上に向けた取り組みについての発表と、外部講師をお招きし、安全のためのチームビルディングをテーマにした講演が行われました。安全意識向上のための取り組み鉄軌道事業20

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