TOKYU CORPORATION 2018-2019
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東急線沿線のまちづくりに資するヒト、コト、モノ、バの情報を発信するWebメディアです。街の価値を創っているさまざまなプレイヤーやコンテンツを深堀りし、イベント告知情報や、主催者の想いや取り組みの内容を伝えるレポートなどを掲載。読者と沿線で活躍されている方、そしてさまざまな場とを結ぶ役割を担っていきます。池上駅の駅ビル開発を行うとともに、池上周辺エリア(大田区)において、「リノベーションまちづくり」に取り組んでいます。リノベーションまちづくりとは、就労人口の減少、地域経済の縮退などといった課題に対し、空き家などを活用することでエリアを活性化する取り組みで、近年一部の地方自治体で導入されはじめています。2017年1月と2月に「リノベーションまちづくりシンポジウム@東急池上線」を、3月には「リノベーションスクール@東急池上線」を、民間事業者として初めて開催しました。「横浜駅きた西口鶴屋地区」は、第12回東京圏国家戦略特別区域会議において、全国初の住宅容積率の緩和を活用した国家戦略住宅整備事業※として、内閣総理大臣の認定を受けました。この事業は、横浜駅きた西口鶴屋地区市街地再開発組合が主体となり、当社はこの再開発組合の一員として、事業を推進しています。国家戦略特区を活⽤し、⽇本有数のターミナル駅である横浜駅に、サービスアパートメント、多言語対応のメディカルモールやコンシェルジュサービス、子育て支援施設などといった、グローバル企業誘致に貢献する充実した⽣活環境を整備しています。これにより、横浜都心臨海部において、次の時代の活力となる都心機能の強化を狙うとともに、国際的ビジネス拠点機能をさらに高めていきます。オーナーさまが保有される土地それぞれに、最も有効な活用を行い、沿線価値向上につなげることを目指しています。オーナーさまの課題に対し、これまで培ってきたまちづくりのノウハウや東急グループのネットワークを生かして、賃貸住宅、オフィスや商業施設の新築やリノベーションなどの企画・運営、資産置き換え、土地売買仲介など、多彩なメニュー・手法からご提案。企画段階からリーシング、運営に至るまでトータルでサポートし、オーナーさまのさまざまなご要望にお応えしています。2018年4月、三軒茶屋に世田谷センターが開業しました。既存のたまプラーザ、自由が丘、綱島、池上を合わせた沿線5カ所の営業拠点において、より地域に根差し、オーナーさまの課題解決を行っていきます。大井町では、2018年3月に国立大学法人東京工業大学の留学生混在型学生寮「南品川ハウス」が竣工。5階建てとなる施設内は、日本人学生と外国人留学生が共同で生活する学生寮となり、居室は、学生同士がコミュニケーションを図りやすいと同時に、プライベートも安心・快適に過ごしていただけるよう、共用部と3つの個室に分かれたユニット形式を採用しました。学生寮の誘致に伴い、周辺エリアに若年世代や国際色豊かな人々が流入することで、沿線の多様性を高めるとともに、地域活性化を図っています。Webメディア「とくらく」横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業沿線の資産活用リノベーションまちづくりシンポジウム@東急池上線池上外観イメージ※国家戦略住宅整備事業:容積率を緩和することにより、国家戦略特別区域内において産業の国際競争力の強化および国際的な経済活動の拠点の形成を図るために必要な住宅の整備を促進する事業。計画概要事業主体横浜駅きた西口鶴屋地区市街地再開発組合敷地面積約6,700㎡延床面積約80,000㎡建物の高さ約180m階数地上42階、地下2階開業予定時期2022年度池上周辺エリアは、古くから住宅と工場が共存する「住工調和」の文化や、老舗の店舗が連なる池上本門寺への参道など、多様な魅力を有していますが、近年では、工場数の減少に伴う就業人口数の減少や、高い空き家率といった課題もあります。池上周辺エリアの特性と親和性が高い「リノベーションまちづくり」を推進することで、より地域社会と密着したエリア活性化と新しいまちづくりを目指します。ポスター37

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