TOKYU CORPORATION 2018-2019
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テロ行為などの未然防止、吊革盗難など車内における犯罪行為の発生を考慮し、車内防犯カメラの設置を進めています。2018年3月末時点で48編成(全180編成)に設置が完了しています。今後、2020年の東京オリンピック·パラリンピックを見据えて、当社が保有する全車両への設置を目指します。列車運行に必要な電力は、沿線に設置した複数の変電所から供給しており、一部の変電所が停電しても列車の運行は確保できます。また、全ての電力供給がストップし、駅間で列車が停止する状況になった場合でも、車両に搭載したバッテリーにより、車内の非常照明や放送設備などは正常に機能します。地下駅では、停電に備えて非常用発電機を設置しており、トンネル内を含めた非常照明や駅放送設備など、防災上必要な機能が確保されています。停電対策具合の悪いお客さまや車内の異常を乗務員に知らせる装置で、車両連結部付近や窓の横、車いすスペースに設置しています(位置は車両により異なります)。 田園都市線の5000系と2020系、大井町線の6000系と6020系、東横線、目黒線、池上線、東急多摩川線、世田谷線、こどもの国線では乗務員と通話することができます。車内非常通報ボタン車内非常通報ボタン緊急ブレーキ装置運転士の体調が急変したときに安全を確保するため、ハンドルから手が離れると自動的に非常ブレーキがかかる装置を全車両に搭載しています。車内防犯カメラ 設置の一例車内防犯カメラ国土交通省の基準に基づいて、2通路以上の避難通路の確保や、火災時におけるホーム階の排煙のための非常電源設備の設置などを、全ての地下駅で実施済みです。駅係員、警備員の巡回地下駅の火災対策大きく分かりやすくなった避難通路表示(非常口のご案内)日頃から、定期的に駅係員および警備員が駅構内を巡回し、不審物、施設の不備などお客さまに危険が及ぶ箇所がないか、確認、警備を実施しています。また、お客さまの流れの変化などに対応し、警備体制の見直しを行っています。駅構内の警備防犯カメラ駅構内の状況確認や犯罪抑止を目的として、ホーム、改札口、券売機、定期券うりばなどに防犯カメラを設置しています。駅構内の防犯カメラ車両の対策18

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