TOKYU CORPORATION 2017-2018
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有給休暇の取得率と取得促進2016年度の有給休暇付与日数に対する取得率は86.8%で、全産業(48.7%)や運輸業(48.2%)※と比較すると十分高位にあるといえますが、休暇の取得が進まない従業員については、休暇を取得できるよう働きかけを行うなど、休暇取得を促進しています。※厚生労働省調査福利厚生制度従業員とその家族の福利を充実させるため、法律で定められた健康保険などの福利厚生制度(法定福利)以外にも、当社独自で設けた福利厚生制度(法定外福利)があります。経済産業省が東京証券取引所と共同で、東証一部上場企業の中から業種ごとに女性活躍推進に優れた企業を選定・発表する事業です。当社は、銘柄が発足した2012年度から、5年連続で選定されました。女性活躍推進法に基づく行動計画目標として、「女性管理職の登用について、2020年度までに、2014年度比較倍増」を掲げ、達成に向け取り組みを進めています。なでしこ銘柄LGBTなどの性的マイノリティに関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する任意団体「work with Pride(wwP)」により、当社のLGBT施策(勉強会の開催、相談窓口の設置、就業規則の改変、イベント協賛等)が評価され、PRIDE指標の「ゴールド」を受賞しました。PRIDE指標2017「ゴールド」経済産業省が、これからの日本企業が競争力を高めていくための必要な戦略である「多様な人材」を生かし、その能力を最大発揮できる機会を提供することでイノベーションを生み出し、価値創造につなげていく経営企業を表彰するもので、当社は2015年度に選定されました。新・ダイバーシティ経営企業100選男性の育児と仕事の両立を積極的に促進し、業務改善を図る企業を厚生労働省が表彰する制度です。当社は、スライド勤務や時間休の導入などのフレキシブルな勤務体系に加え、マネジメント層の意識改革セミナー「イクボスセミナー」や、育児休業の一部有給化などの取り組みが評価され、特別奨励賞を運輸業界では初めて受賞しました。東京都では「治療と仕事の両立」が可能となる優良な取り組みを行っている企業を表彰しており、その取り組みを社会や企業に広く周知することにより、企業におけるがんをはじめとした傷病を抱える従業員に対する治療と仕事の両立を推進しています。当社は2016年の「がん患者の治療と仕事の両立への優良な取組を行う企業表彰」において、「奨励賞」を受賞しました。イクメン企業アワード2015東京都がん患者の治療と仕事の両立への優良な取組を行う企業表彰従業員の健康管理を経営的な視点から考え戦略的に取り組んでいる企業を経済産業省が東京証券取引所と共同で選定する制度で、当社は3年連続で選定されました。当社は、2016年2月に最高健康責任者(CHO)を 設置し、健康宣言を制定しました。この宣言では、 ①従業員およびその家族の健康、②沿線に住まう方の健康増進、③社会貢献の3つを掲げ、従業員の心身の健康管理や、沿線のお客さまの健康づくりにも積極的に取り組んでいきます。健康経営銘柄仕事と育児・介護の両立支援出産・育児休職中および育児中の社員を対象として、「職場復帰セミナー」や、「イクメンセミナー」、「育児者フォーラム」を開催しています。2015年度から全従業員を対象に「介護セミナー」を開催しています。労働組合とのかかわり労働組合活動は自主的に行われていますが、従業員が働きやすい職場環境の整備と会社の発展に向けて、労使双方が対等の立場で信義誠実の原則に従い、さまざまな取り組みを進めており、健全な労使関係を維持しています。なお、2017年3月31日時点における労働組合の組織率は90.8%です。社外からの評価なでしこ銘柄が5年連続選定されるなど、当社のダイバーシティと働き方改革などへの取り組みは、社外からもさまざまな評価を受けています。57

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