TOKYU CORPORATION 2017-2018
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快適で働きやすい職場環境をつくり、従業員一人ひとりが健康で明るく生き生きと働くことが、安全の確保とお客さまに対する心のこもったサービス提供への第一歩であると考えています。また、当社は経営理念にて「個性を尊重し、人を活かす。」を掲げ、中期3か年経営計画における重点施策として、「ライフスタイル&ワークスタイル・イノベーションの推進」と、「ダイバーシティマネジメント」を明記し、ワークライフバランスの実現や、女性活躍推進を含む、さらなるダイバーシティ推進を図っています。多様な人材の活躍1988年度から女性総合職、2001年度から鉄道現業における女性正社員の採用を開始。2014年度からは、東急グループ女性管理職フォーラムを開始しました。現在、部長を含む管理職、運転士、助役など各職場で女性が活躍しています。また、定年後の再雇用・再就職の斡旋や、障がい者の雇用機会の増加、LGBT施策にも取り組んでいます。人事制度·運用の拡充多様性が生かせる働き方「ワークスタイル・イノベーション」の推進に向け、従業員のワークライフバランスをさまざまな面からサポートしています。【主な取り組み】●育児休業・介護休職の取得可能期間を延長●本社勤務員にスライド勤務・1時間単位での休暇取得 制度を導入●育児休業の一部有給化導入●病児保育サービスの導入●事業所内保育所の開設●サテライトオフィス勤務の導入●妊娠・育児・介護者向け在宅勤務の導入 など 「お客さまに選ばれる企業」であるために、社員が共有すべき価値基準として「東急バリュー」を打ち出しています。キーワード 「東急バリュー」は、「顧客価値」「挑戦」「共創」の3つの「志」と、「考える」「すばやく動く」「対話する」「やり抜く」「学習する」の5つの「行動」から成り立っています。社員が業務を行うときは、3つの「志」に基づいて判断し、5つの「行動」を意識して取り組むことを求めています。実践によって実現する姿 「東急バリュー」に基づき高い志を持ち、自ら考え、主体的にやり抜くことで、「より自由闊達で明るく前向きな組織風土が醸成され、当社のすべての事業の根幹である『安全』と『安心』をより一層高いレベルで追求できるようになり、お客さまからさらなる『信頼』を寄せていただけるようになる」といった姿が実現できると考えています。人材育成へのつながり当社では、この「東急バリュー」の概念に基づく人材育成体系を整備し、「東急バリュー」を実践できる人材を数多く育成することを目指しています。2012年の4月に、「10年先の社会情勢・事業環境を見据えた実効性の高い人材の『育成』『活用』『支援』」をテーマに、人材育成体系を再構築しました。具体的には、「中長期視点・連結視点を持つ経営者候補の育成強化」「多様かつグローバルな事業展開に対応できる人材の育成」「主体的なキャリア意識の醸成」をポイントに掲げ、各種カリキュラムを整備しています。東急バリュー従業員の環境づくり社員が生き生きと輝ける環境づくり― ダイバーシティと  働き方改革への取り組み—東急電鉄はあらゆるステークホルダーへ向けて、以下宣言を策定しました。●ダイバーシティマネジメント宣言1. あらゆる従業員の個性を尊重し、制度・風土・マインドの観点から活躍を推進します。2. さまざまなお客さまの期待に応え、新しい価値創造(イノベーション)を実現します。3. ダイバーシティを経営戦略と位置付け、持続的な企業価値の向上を目指していきます。東急電鉄(連結)ダイバーシティマネジメント宣言56

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