TOKYU CORPORATION 2017-2018
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バリアフリー車両の導入全ての編成に車いすスペースを設けているほか、5000系(東横線・目黒線・田園都市線)、6000系(大井町線急行)、7000系(池上線・東急多摩川線)では、床面の高さを下げ、ホームとの段差を小さくしています。また、2007年度以降の新造車両には、車いすスペースに高低2段の手すりを導入し、7000系では、車両の両端に3人がけのクロスシートを採用して、ベビーカーなどを利用されるお客さまのためのスペースを設けています。駅構内トイレ ウォシュレット®導入駅のトイレを快適にお使いいただくため、ウォシュレット®※の導入を進めており、2016年度までに50駅での設置が完了しました。2017年度は鷺沼駅、たまプラーザ駅をはじめとした約25駅で整備を予定しています。また、多機能トイレは、全てオストメイト(人工的な排泄機能を持つ方)に対応し、お子さま連れのお客さまのためにベビーベッドを設置しています。※「ウォシュレット」はTOTOの登録商標です。段差の解消が必要とされていた97駅全駅で、バリアフリールートの整備を完了しています。全てのお客さまが利用しやすい鉄道を目指し、東横線・田園都市線渋谷駅の出入口14番や出入口6番におけるエレベーターの整備、田園都市線三軒茶屋駅、つくし野駅でのエレベーターの増設工事など、さらなるバリアフリー強化を積極的に進めています。駅施設でのバリアフリー化を推進全駅での点字運賃表の設置や、自動券売機および、点状ブロックで誘導している自動改札機で点字表示をしているほか、構造が複雑な駅では、構内の施設の場所や現在地を点字でご案内する触知案内板を設置しています(一部音声案内付き)。また、ホーム上では、どちらがホームの内側か分かるように、内側に凸型の線(内方線)のある内方線付き点状ブロック(ホーム縁端警告ブロック)を、こどもの国線の一部とホームドア設置済みの駅を除く全ての駅へ敷設しています。バリアフリーの強化内方線付き点状ブロック触知案内板2014年3月、国土交通省を中心とした協議会において、ベビーカーを利用しやすい環境をつくるための取り組みの一環として、「ベビーカーマーク」が作成されたことを受け、当社では、車両に設けた車いすスペースにベビーカーマークの掲示を行いました。引き続き、子育てしやすい環境をつくるため、あらゆるお客さまに安全で安心してご利用いただける設備·サービスを提供していきます。世田谷線の一部を除く全ての駅にAEDを設置しています(世田谷線は三軒茶屋駅、上町駅、下高井戸駅のみ設置)。ベビーカーマークの掲示AEDの設置AEDベビーカーマーク開業から約90年が経過した池上線戸越銀座駅を、ご利用されるお客さまや周辺住民の皆さまのご意見を参考に、木造駅舎の雰囲気を踏襲してリニューアルしました。具体的には東京都内で生産される多摩産材を用いたホーム屋根の建設、トイレ·駅舎内外装の改修のほか、商店街と連携した駅施設デザインの検討や街の情報発信機能の整備など、街の話題づくりと来街促進を図ります。池上線 戸越銀座駅「木になるリニューアル」リニューアルした戸越銀座駅車いすスペース3人がけクロスシート安心で快適な鉄道へ20

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