TOKYU CORPORATION 2017-2018
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CCAPDAPDACPDP新たな課題と改善点を発見し、解決。さらにレベルアップ。PDCAサイクルにより課題を把握し、レベルアップ。D:(Do 実施) 計画に沿って実施・実行する。● 災害・事故時の対応● 法令遵守・鉄道テロ対策● 安全対策のための設備投資● 従業員教育・訓練● 日常保守・点検● 事故情報の報告 などP:(Plan 計画)過去の事例などにより安全管理に係わる計画を作成する。● 安全方針● 経営会議・取締役会議● 安全重点施策 などC:(Check 点検・評価)実施・実行した結果を点検・評価する。● 内部安全監査● 経営陣幹部による現場巡視 などA:(Action 改善)点検・評価の結果を踏まえ、計画通り実施されなかった部分を改善する。● 安全対策のための修繕・改良工事● 従業員教育・訓練● 法令遵守・鉄道テロ対策● 日常保守・点検 など安全管理体制のPDCAサイクル(スパイラルアップモデル)ホームからの転落事故防止策として、2019年度を目標に、東横線・田園都市線・大井町線の全64駅にホームドアを設置します。また、車両内の防犯対策として、車内防犯カメラの設置を進めており、東京オリンピック・パラリンピックを見据えて、2020年までに当社が保有する全車両への設置を目指しています。さらに、踏切内での事故防止のため、踏切内を立体的に検知でき、検知精度が高い3D式踏切障害物検知装置の導入を進めるなど、さまざまな施策により事故の未然防止、鉄道運転事故や輸送障害防止に取り組んでいます。安全対策の重点施策安全の確保は鉄軌道事業の最大かつ最重要の責務です。そのため当社では、安全管理の体制や方法を定めた「安全管理規程」を基に、経営トップから現業第一線の従業員まで一体となった安全管理体制を構築しています。事故の再発・未然防止策に注力し、必要な施策を確実に実施しながら、従業員一人ひとりが多面的な想像力を働かせ、リスクを先取りして解消していきます。「安全」「安心」な東急線を目指して、今後もお客さまに安心してご利用いただけるよう全力で安全を追求していきます。安全の追求と管理体制東急安全の日2014年2月に発生した東横線元住吉駅列車衝突事故を風化させないために、社員一人ひとりが事故を振り返り、向き合う場として「東急安全の日」を設定しました。2017年2月14日には「第3回東急安全の日」を開催し、各現場の安全に対する取り組みのパネルディスカッションや、天草エアライン安全統括管理者の齋木育夫氏をお招きし、「日本一小さな航空会社の安全とサービス」についてご講演いただきました。安全意識向上のための取り組み事故を防ぐため、東急線81駅のホームに「非常停止ボタン」を設置しています(世田谷線および全駅にホームドアが設置されている目黒線を除く)。ボタン操作で、付近の列車は緊急通報を受信し、運転士のブレーキ操作により緊急停止します。非常停止ボタン非常停止ボタンと案内看板駅構内で不審物や不審者を発見したときや、トラブル発生時、また、お身体の具合が悪くなったときなど、駅係員·警備員のお手伝いが必要となった際に通報いただける、防犯ボタンやインターホンをホーム上やトイレに設置しています(列車は止まりません)。防犯ボタン・インターホンインターホンならびに案内看板防犯ボタン東急線の安全対策16

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