TOKYU CORPORATION 2016-2017
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ベトナム·ビンズン省の「ビンズン新都市」内において、住宅や商業、業務施設などからなる約110haの「TOKYU BINH DUONG GARDEN CITY」の開発を進め、日本企業としてはベトナム最大級となるまちづくりを展開しています。2015年1月には、フードコートやファミリーマートなどが入居する商業施設「hikari」が開業し、3月にはファーストプロジェクトである高層マンション「SORA 東急グループが長年培ってきた沿線開発のノウハウを生かし、海外でのまちづくり事業に参画しています。ベトナム·ビンズン省新都市開発国際事業(海外でのまちづくり)gardens Ⅰ」が竣工しました。「SORA gardens Ⅰ」では、分譲住宅および賃貸住宅事業を展開しており、洗練されたデザインや快適な居住空間、高い住宅品質を提供するほか、開発コンセプトである「ガーデン」を空中庭園や壁面緑化により表現し、ジャパン·クオリティーを提案しています。2014年12月、路線バス「KAZE SHUTTLE」も本格開業しました。ベトナムの企業「ベカメックスIDC」との合弁会社、ベカメックス東急の100%子会社であるベカメックス東急バスは、ビンズン省が掲げる公共交通へのモーダルシフトにも貢献すべく、バス停に掲出した時刻表に基づく定時運行や、安全·快適な運行サービスの導入、お客さまへの丁寧な接客案内など、日本のノウハウを取り入れた新たな交通システムの整備に取り組んでいます。2016年3月には、ビンズン新都市の中心市区から周辺地域を結ぶバス5路線を新たに開業しました。この路線拡大に併せ、ビンズン新都市にある商業施設「hikari」の前に新設されたバスターミナルの運用を開始。このバスターミナルを交通の結節点として、旧省都トゥーヤモット市街と新省都ビンズン新都市の主要な場所を面的にカバーし、エリア内での利便性が向上しました。ビンズン省での路線バス事業は、先進的なまちづくりに不可欠な機能として、誰にでも利用しやすい新しい公共交通の姿を示していきます。「TOKYU BINH DUONG GARDEN CITY」全体像(イメージ)KAZE SHUTTLE バス車両とバス停SORA gardens Ⅰ商業施設hikari46

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