TOKYU CORPORATION 2016-2017
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し、街に溶け込むような施設デザインとしています。自由が丘、江田、市が尾、中央林間、大井町、鵜の木の6施設を展開しています。中央林間では、本施設の開業に伴い、吹き抜けにLED照明の光天井を設置。駅全体が明るく生まれ変わり、1984年の同駅開業以来、初の大規模リニューアルとなりました。駅構内や、駅に隣接する商業施設の新設、リニューアルを通して魅力あふれる沿線づくりを進めています。「etomo(エトモ)」は、「駅と、もっと 街と、もっと」という意味を込めた、駅と街をつなぐコミュニティー型商業施設です。駅ごとの特色に合わせた店舗を誘致当社の企業立病院がある大岡山駅周辺を「健康ステーション大岡山」と称し、健康の発信拠点として、従業員のみならず、沿線の皆さまの健康づくりを応援するため、さまざまな取り組みを実施しています。2015年10月から、大岡山駅の階段に健康応援メッセージを記載したステッカーを貼付したほか、自治体発行の健康情報ガイドを専用ラックにて配布するなど、健康情報を積極的に発信しています。また、同時期に東京工業大学の大岡山キャンパスで開催された学園祭において、東京工業大学と恊働し、健康チェック&ウォーキングイベントを開催しました。2016年8月には、パーソナルトレーニングスタジオと酵素ジュースショップから成る複合店舗「&needU(アンドニードユー)」を開業しました。今後も「健康ステーション大岡山」プロジェクトを通じて、東急病院、東京工業大学、自治体、沿線商店街、医師会と連携し、産学官民一体となって健康づくりに関する取り組みを進めていきます。地域の人々、企業、学校、スポーツチームなどと連携することで、沿線地域全体をより一層盛り上げ、愛着の持てる街づくりを目指します。駅と街をつなぐ商業施設「etomo(エトモ)」「健康ステーション大岡山」プロジェクト■■ 「地域連携」開業から約90年が経過した池上線戸越銀座駅を、ご利用されるお客さまや周辺住民の皆さまのご意見を参考に、木造駅舎の雰囲気を踏襲してリニューアルします。具体的には東京都内で生産される多摩産木材を用いたホーム屋根の建設、トイレ·駅舎内外装の改修のほか、商店街と連携した駅施設デザインの検討や街の情報発信機能の整備など、街の話題づくりと来街促進を図ります。地元町内会の皆さまと、駅舎に使用する多摩産木材の原産地ツアーも実施しました。また、駅のリニューアルに合わせ、池上線、東急多摩川線1000系車両1編成のリニューアルを実施しました。ツートーンのカラーリングなど、昭和20年代に池上線と旧目蒲線で活躍していた車両をモデルにデザインされた車両です。レトロ·モダンな外観と、やさしい雰囲気が感じられる木目調の内装、本物の木で作ったつり手、落ち着いた色合いの柄のシートなど、多くのこだわりが詰まっています。東急線沿線地域で活躍するスポーツチームとタイアップし、マナー啓発ポスターを作成しています。駅構内に選手が出演しているマナーポスターを掲出することで、お客さまのご理解を深めることを目指しています。池上線 戸越銀座駅「木になるリニューアル」沿線のスポーツチームとマナー啓発マナー啓発ポスター駅舎イメージ温かみのある木製のつり手階段ステッカー健康情報ポスターウェブサイトで「いい街 いい電車 プロジェクト」の活動を紹介しています。http://ii.tokyu.co.jp/25

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