TOKYU CORPORATION 2016-2017
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テロ行為などの未然防止、吊革盗難など車内における犯罪行為の発生を考慮し、2016年4月、池上線・東急多摩川線の1編成に、車内防犯カメラを設置しました。今後、2020年の東京オリンピック·パラリンピックを見据えて、当社が保有する全車両への設置を進めていきます。車内防犯カメラ非常ボタン軌道線も含めて東急線の全ての踏切に設置しています。非常の場合にこのボタンを押すと、接近する列車の運転士に異常を知らせます。踏切の安全対策非常ボタン具合の悪いお客さまや車内の異常を乗務員に知らせる装置で、車両連結部付近や窓の横、車いすスペースに設置しています(位置は車両により異なります)。運転士の体調が急変したときに安全を確保するため、ハンドルから手が離れると自動的に非常ブレーキがかかる装置を全車両に搭載しています。車内非常通報ボタン緊急ブレーキ装置※東横線・田園都市線の5000系と大井町線の6000系、目黒線、池上線、東急多摩川線、世田谷線、こどもの国線では乗務員と通話することができます。車内非常通報ボタン緊急ブレーキ装置障害物検知装置は、踏切で立ち往生している自動車などの障害物をレーザ光などによって検知し、接近する列車の運転士に異常を知らせる装置です。東横線、目黒線、大井町線では、自動車の通行が可能な全踏切への設置が完了しています。池上線、東急多摩川線、こどもの国線でも、順次、設置を進めています(田園都市線には踏切がありません)。なお、2013年度より、踏切全体を検知範囲とすることが可能な三次元レーザレーダ式装置の導入を進めています。踏切事故が多かった踏切では、見通しを良くするため自治体に樹木の伐採を依頼したほか、車のドライバーから見えやすいオーバーハング型警報灯と両面型警報灯を設置するなど、さらなる視認性の向上施策を実施しています。障害物検知装置さらに安全な踏切を目指してレーザ光による障害物検知のイメージ三次元レーザレーダ式障害物検知装置見通しのよくなった踏切オーバーハング型警報灯両面型警報灯車内防犯カメラ 設置の一例防犯カメラ設置 車内ステッカー16

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