TOKYU CORPORATION 2016-2017
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仙台空港運営事業スタート東急グループ内外の力を結集した新たな成長事業特集22016年7月、当社を含む全7社で設立した「仙台国際空港株式会社」は、国管理空港の民営化第1号となった仙台空港の運営事業を開始しました。当社にとって新たな取り組みとなるこの事業は、当社がこれまでに培った地域と一体となった長期的事業の運営ノウハウを活用し、東急グループ内外各社と共に、東北エリアの交流人口を増やし、地域経済の活性化に貢献していくものです。国管理空港の民営化第1号案件が本格的に始動2014年6月、国管理空港における民営化第1号案件として、仙台空港特定運営事業等の募集要項が公示されました。当社、前田建設工業、豊田通商、東急不動産、東急エージェンシー、東急建設、東急コミュニティーの7社は、企業連合「東急前田豊通グループ」を組成し、これに応募。将来に向けた現実的な提案が高い評価を得て、優先交渉権を獲得しました。2015年11月には空港運営事業のための「仙台国際空港株式会社」を設立。2016年2月、空港ビル施設の運営を開始し、2016年7月、着陸料の収受、滑走路の管理なども含めた一体的な運営を開始しました。今回の民営化により、これまで国、地元自治体、第3セクターなどが別々に行ってきた空港運営事業を、「仙台国際空港株式会社」が一括して行うこととなりました(官制業務を除く)。事業期間は30年、延長によって最長65年という長期的な事業です。運営主体事業内容貨物ビル旅客ビル駐車場地上部分(滑走路など)管理・整備上空部分管理・管制航空貨物取扱い航空会社誘致空港利用促進(東急電鉄、前田建設工業、豊田通商、東急不動産、東急エージェンシー、東急建設、東急コミュニティーが出資)商業施設運営ビル管理空港広告駐車場の管理・運営着陸料の設定・収受滑走路・誘導路管理新しい運営主体従前民営化後第3セクター(地方自治体+民間企業等)仙台国際空港株式会社地元自治体・経済界(財)空港環境整備協会国土交通省国土交通省東北で一番に選ばれる空港を目指して仙台空港運営事業におけるコンセプトは「プライマリー・グローバル・ゲートウェイ」。航空ネットワークの拡充によって利便性を高め、東北の人たちに一番に選ばれる空港を目指しています。空港の利便性向上のため、格安航空会社(LCC)の新規就航促進や東北ブランドの発信拠点となる商業店舗の拡充など、さまざまな活性化施策に取り組んでいきます。また、旅客数・貨物量増に向けた施設機能の改修·増強も行います。民営化による運営体制の変化エアラインの誘致·利用促進活動に関しては、今後も地元自治体·経済界と恊働10

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