当社は、なにげない行動からだれもがこれまで以上に森林資源の循環に貢献できる“木と人がめぐるまちづくり”を目指すSOCIAL WOOD PROJECTにおいて、新たに株式会社ソマノベース(以下、ソマノベース)と共創パートナーとして連携し、3月18日(火)から池上線の五反田駅、旗の台駅、千鳥町駅、蒲田駅で苗木を育て、「駅から始める未来の森づくり」(以下、本取り組み)を開始します。
当社はこれまで、駅舎開業から長きにわたり親しまれた駅施設において、「多摩産材」を用いたホーム屋根の建替えや、駅舎内外装などの改修を行う“木になるリニューアル”など、木材をふんだんに使用した駅改良工事を行ってきました。今般、木材を使うだけでなく育てることで森林資源の循環を促進するため、ソマノベースと連携して池上線の4駅において植林用の苗木を育成し、育てた苗木は約2年後に東京都多摩地区の森へ植林します。本取り組みは、ソマノベースが手掛ける「戻り苗(=どんぐりから苗木を育て、植林する取り組み)」の仕組みを活用し、共同で進めるものです。駅での育苗は関東エリア初、駅で育てた苗木を東京都多摩地区の森へ植林する取り組みは全国初となります。
本取り組みを通じて、多様な動植物の生息地確保や災害抑制などにつながる多面的な森づくりに貢献し、未来の人や生き物の暮らしを支えるとともに、東急線沿線にお住まいの方々に、苗木の成長を通して“木にいいこと”を知っていただき、応援してもらえる機会を創出します。
当社は、2024年度を始期とする中期事業戦略において、戦略の柱として、「鉄道による環境・社会課題の解決」に取り組むことを掲げました。鉄道事業を通じて脱炭素・循環型社会の実現への責務を果たすとともに、事業特性を活用した新たな価値創造・貢献などにより、環境・社会課題の解決を目指します。
詳細は別紙の通りです。
