当社は、電力の有効活用を目的に、田園都市線南町田グランベリーパーク駅において、2025年1月27日(月)から駅舎補助電源装置(以下、本装置)の供用を開始します。なお、本装置の導入は当社では初の取り組みです。
当社では、従来から全車両に電力回生ブレーキを採用し、あわせて全線(一部区間を除く)で上下線一括き電方式を導入しています。そのため走行中の電車がブレーキをかけた際に生じた電力(回生電力)を、上下線問わず最も近い位置を走行する他の車両に供給することで省エネルギー化を図ってきましたが、さらなる回生電力の有効活用の検討を重ねてきました。
そこで今般、南町田グランベリーパーク駅周辺の区間において本装置を導入し、回生電力を同駅の照明等の駅設備を稼働するための電力に変換して使用することで、エネルギーの最大限の有効活用を図ります。これにより、年間約245MWhの省エネ効果を見込んでいます。
東急(株)グループの「環境ビジョン2030」の実現に向けて、当社は「2024-2026年度中期事業戦略」において脱炭素・循環型社会の実現に向けた責務を果たし、環境・社会課題を解決していくことを掲げています。
本装置の運用を通じて得た知見を基に、さらなる脱炭素に向けた取り組みを推進します。

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