東急株式会社(以下、東急)は、2022年にタイ大手財閥系企業サハグループと設立した合弁会社「KING SQUARE DEVELOPMENT CO., LTD(キングスクエアディベロップメント)」を通じて、サハグループが再開発を進めるエリア”キングスクエア”における分譲住宅事業「KingsQuare Residence(キングスクエアレジデンス)」(以下、本プロジェクト)に参画しました。現在は、東急がタイにおいて2024年6月に設立した現地法人「Tokyu Development (Thailand) Co., Ltd.」(以下、東急ディベロップメント(タイランド))が本プロジェクトを推進しています。
今般、「キングスクエアディベロップメント」および本プロジェクトが、プロパティグル社が主催する「第19回プロパティグル・タイランド・プロパティ・アワード」の3部門で受賞し、2024年9月20日にはバンコク都内で授賞式が執り行われました。
「プロパティグル・タイランド・プロパティ・アワード」は、東南アジアの大手不動産情報サイト運営企業であるプロパティグル社が主催し、1年を通してタイ王国における不動産業界内で最も優れたディベロッパー、プロジェクト、デザイン、イノベーションが表彰される権威のある賞の一つです。2006年から実施されており、今回で19回目の開催となります。
今般「キングスクエアディベロップメント」が「Sustainable Design Award」、「Best Mixed Use Community Development」の2部門を受賞し、本プロジェクトが「Best Green Development」を受賞、「Best Wellness Residence Development (Bangkok)」においてもノミネートし、”キングスクエア”エリアにおける取り組みにおいて、計3部門での受賞と1部門のノミネートと、高い評価を受けました。
今回受賞した「キングスクエアレジデンス」は、バンコク中心部より南約10kmに位置し、高速道路に近く、バンコク都心部へのアクセスに優れており、今後発展が期待されるラマ3エリアに位置しています。2020年9月に開校した、世界トップレベルの質の高い教育を提供するイギリス系インターナショナルスクール「King‘s College International School Bangkok」に隣接した、総戸数222戸(地上52階建て)の分譲住宅プロジェクトです。
「キングスクエアディベロップメント」が推進する本プロジェクトが位置する“キングスクエア”は、分譲住宅だけでなく、サービスアパートメント、ホテル、コミュニティモールといった複合用途の開発となっており、今後多くの利用者が集まるエリアとなります。本プロジェクトでは、チューブインチューブ構造の採用による使用エネルギーの削減に加え、低炭素セメントなどの採用による環境負荷の低減や、水の再利用システムと廃水処理システムを通じた持続可能な資源管理を実現しています。また、敷地面積の50%の緑地面積を確保し、自然に囲まれた居住者に生活環境を提供しています。住まわれる方のウェルビーイングをコンセプトに住民のコミュニティを育む共用部や運動を促進する仕組みを提供することで、2023年5月にタイ王国における住宅部門で初めて、建物のウェルネス認証「fitwel」の三ツ星認証を取得しました。これらの取り組みが、住民のコミュニティ形成に寄与し、また環境に配慮した持続可能なデザインを採用しているとして評価され、受賞に至りました。
東急および東急ディベロップメント(タイランド)両社は、これまでのタイにおける事業での実績や東急グループの豊富なノウハウを活かし、今後も持続的な事業を展開してタイの発展に寄与していきます。
