パナソニック ホールディングス株式会社(以下、「パナソニックHD」)、東急株式会社(以下、「東急」)、独立行政法人都市再生機構(以下、「UR都市機構」)は、川崎市麻生区のUR虹ヶ丘団地にて、配送業界における人手不足等の社会課題の解決や、少子高齢化が進行する郊外住宅地における買い物の利便性向上とコミュニティの形成による地域活性化を目指し、世界初となる郊外住宅地における空中配送ロボット技術(以下、「空中配送ロボット」)を活用した新たな配送サービスの実証実験*1(以下、「本実証実験」)を、昨年11月から本年6月まで実施してきました。
前回はUR都市機構が所有する敷地内での配送ルートでしたが、今般、2024年10月からは川崎市との連携・協力のもと、前回のルートから分岐し、空中配送ロボットが団地敷地内の同市が管轄する市道(以下、「川崎市道」) を横断し、延伸する形で本実証実験を実施します。首都圏の行政と連携し、空中配送の実証実験を行うのは初めてであり、今後「街のインフラ」となる将来像に向けた重要な第一歩にもなります。
また、市道を横断する今回のルートは、UR虹ヶ丘団地の団地内集会所の入り口まで配送を行うことで、更なる利用者の利便性の向上を図ります。これにより、集会所を活用している住民の方々もサービスを利用しやすくなり、集会所を利用したコミュニティ活性化への寄与も期待されます。さらに、集会所内に設置する会員登録不要のタッチパネル端末からの注文受付も開始すると同時に、支払い方法の見直しを行い、これまでのクレジットカードや一部の電子決済に加え、現金の取り扱いを開始します。
これにより、幅広いユーザーに多様な場面での利用を促進することができ、これまで以上に身近で便利なサービスを目指します。


