当社における輪軸組立作業に関する点検結果について、ご報告いたします。
今般の点検により、一部車両の輪軸において、圧入力値の目安値を上回っていることが判明しましたが、安全上問題ないことを確認しております。
1.点検内容
(1)記録の差し替えに関する確認
(2)車軸に車輪を圧入した際の圧入力値の確認
2.検査対象とした輪軸数
5,212軸(鉄道線5,092軸、軌道線120軸)
※当社営業線に使用している全1,303両の車軸
3.点検結果
(1)記録の差し替えに関する確認
記録の差し替えはございませんでした。
(2)車軸の圧入力値に関する点検結果
今般、輪軸組立作業を委託している株式会社総合車両製作所からの報告を受け、当社は以下について確認しました。
①世田谷線車両の7軸について、輪軸組立作業における圧入力値の目安値に対して最大約5%上回っていることが判明しました
が、定期的な検査において実施する超音波探傷検査、車輪間隔(バックゲージ)等の管理により、安全上問題ないことを確認
しております。
②鉄道線車両の228軸について、輪軸組立作業における圧入力値を確認できませんでしたが、定期的な検査において実施する
超音波探傷検査、車輪間隔(バックゲージ)等の管理により、安全上問題ないことを確認しております。
③この他の車軸については、目安値および日本産業規格(JIS E4504)に準拠し検圧作業を実施し、安全上問題ないこ
とを確認しております。
4.その他
監督省庁より本件に関する見解や指示があった場合には、対応を行ってまいります。
当社における輪軸組立作業に関する点検結果
2024年9月20日