田園都市線地下区間5駅(池尻大橋駅~用賀駅)のリニューアルプロジェクト「Green UNDER GROUND」第1弾の駒沢大学駅リニューアル工事において、6月29日(土)初電から西口エレベーター(改札階~地上階)の運用を開始します。今回のエレベーター新設で駒沢大学駅は、当社線で8駅目のバリアフリールートが2ルートある駅となります。
エレベーターは駅西口に隣接する木造駅ビル「(仮称)駒沢大学駅西口ビル(2)」(以下、西口ビル(2))に接続しています。西口ビル(2)は全国初の耐火・構造技術を導入した4階建ての木造ビルで、木造建築物に係る技術の進展及び普及啓発を図ることを目的とした「令和4年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に採択されました。
なお、建設にあたっては長野県、高知県などの地方木材を積極的に活用し、特に地上部の主要な骨組みや床板に100%使用することで“地産都消”を推進し、持続的な森林整備と林業振興の実現に貢献しております。あわせて、CO2についても約56tを固定化し、排出量の抑制を行っております。
また、駒沢大学駅リニューアル工事は「UNDER THE PARK」のコンセプトのもと、地域の憩いの場である都立駒沢オリンピック公園の最寄り駅として、西口ビル(2)を含めた同駅出入口3棟の駅ビル外観を木の葉に、駒沢大学駅を1本の木にそれぞれ見立て、まちのシンボルとなる空間の創出を目指しております。
工事については2021年度から着工し、2024年度夏ごろからの順次竣工を予定しています。
当社は今後も、脱炭素・循環型社会への貢献および地域とつながる駅空間の実現に取り組むとともに、時代に即した社会価値の持続的な提供を目指します。