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田園都市線における輸送障害を踏まえての取り組み状況について

2018年2月09日

昨年の度重なる田園都市線輸送障害では、多くのお客さまにご迷惑をおかけしましたこと、あらためてお詫び申し上げます。12月15日にお知らせいたしましたとおり、田園都市線の安全総点検に取り組むとともに、輸送障害発生時の影響を最小化するための対策を進めております。現在の状況をお知らせいたします。

1. 田園都市線の安全総点検について
地下区間(渋谷~二子玉川間)の点検は昨年12月に完了し、必要な予防保全措置を実施しました。現在、田園都市線地上区間の点検を実施しております。

電気ケーブル点検状況写真
電気ケーブル点検状況写真

2.輸送障害の未然防止策について
12月15日にお知らせいたしました「ケーブル接続部など重点個所の施工時品質チェックの徹底」「き電ケーブル接続部のショート防止策」「点検方法見直し(方法・頻度)」の各施策を鋭意進めております。

3. 輸送障害発生時の対応について
(1)輸送障害時の影響最小化(初動体制強化)
事象が発生した際に、原因特定や初期対応の時間短縮を図るため、影響度が大きい田園都市線地下区間に技術部門を中心に朝ラッシュ時に要員配置するとともに、車両運転台への前方カメラの導入を決定し、順次導入しております。

(2)きめ細やかなお客さまへのご案内の強化
①駅での案内強化
輸送障害発生時の駅でのご案内を強化すべく、田園都市線地下区間各駅に朝ラッシュ時の案内係を増員いたしました。

②近隣の鉄道・バスご案内
近隣路線の駅までの徒歩ルートや近隣バス停のご案内などを掲載した駅周辺マップを池尻大橋駅から高津駅の8駅にご用意しました。ホームページや東急線アプリでもご覧いただけます。その他の駅でも順次作成いたします。

③迂回ルートのご案内
田園都市線主要駅から他路線やバスを利用して迂回する場合のルート図を作成し、各主要駅にご用意するとともに、ホームページにも掲載いたしました(2月中に東急線アプリにも掲載予定)。

4.その他
田園都市線、東横線、大井町線へのホームドア設置を、2019年度設置完了に向けて鋭意進めております。田園都市線の設置駅数は、今年度末時点で8駅になる予定です。

田園都市線地上区間の総点検は引き続き鋭意進めてまいります。点検結果や当社の安全の取り組みなどは、適宜お知らせいたします。なお、ホームページのお知らせ欄にも本内容を掲載しております。