今般、多摩美術大学の学生有志団体である「多摩美リサイクルプロジェクト」とコラボレーションした作品が、2024年2月23日(金)~3月3日(日)にて開催される2023年度第47回東京五美術大学 連合卒業・修了制作展に展示されます。
本コラボレーションは、多角的な視点から美術の現場における廃棄物の課題に学生自らが向き合い、サステナブルな循環の仕組みづくりを目的に活動している多摩美リサイクルプロジェクトと、脱炭素社会および循環型社会の実現を目指し様々な環境への取り組みを行う東急電鉄が廃材の再循環を図ると共に、SDGsへの興味・関心の喚起を起こすきっかけ作りに貢献することを目指し、実施しました。
今回、東急電鉄社員が働く事務所の看板を制作することになり、事務所から捨てられる廃材(木材、タイル、電気配線等)をアップサイクルして活用することができないか検討を行いました。コラボレーションによって完成した作品には、看板土台に東急多摩川線武蔵新田駅におけるベンチ改修の廃材として保管していた木材を、文字に多摩美術大学で回収したシナ合板を活用しています。
ぜひこの機会に国立新美術館に足を運んでいただき、作品をご覧ください!
東急電鉄は、今後も駅改修工事などで発生する廃材等の再循環を図るとともに、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを積極的に推進していきます。
詳細は以下の通りです。
<2023年度第47回東京五美術大学 連合卒業・修了制作展>
会期:2024年2月23日(金)~3月3日(日)
時間:10時~18時(入場は17時30分まで、2月27日は休館)
会場:国立新美術館(東京都港区六本木7-22)
■多摩美リサイクルプロジェクト
多摩美術大学の学生による有志団体。
美術の現場における廃棄物の課題に学生自らが向き合い、大学内で多摩美術大学内の美術作品制作過程で大量に廃棄される資材を回収し、資材を必要とする学生に無償提供の実施や、資材をアップサイクルして作品を制作したりする活動を行っています。
公式HP:https://www.tamabirecycle.com/
公式インスタグラム: https://www.instagram.com/tamabi_recycle/
■当社の脱炭素社会・循環型社会の実現に向けた取り組み
・田園都市線地下区間5駅リニューアルプロジェクト 「Green UNDER GROUND」
田園都市線の路線カラーでもある「Green」には、「快適・安心」、「スムーズ」、「クリーン・サステナブル」、「親しみが生まれる」、「新しさがある」など、さまざまな想いが込められています。1977年の開業から40年以上が経過した田園都市線地下区間5駅(池尻大橋駅・三軒茶屋駅・駒沢大学駅・桜新町駅・用賀駅)は、今まで以上に安心・安全・快適・便利で「サステナブルな地下駅」へと生まれ変わります。
・池上線駅改修プロジェクト「木になるリニューアル」
概要 「木になるリニューアル」は、駅舎開業から長きにわたり親しまれた駅施設において、東京都多摩地区で生育・ 生産される木材「多摩産材」を用いたホーム屋根の建て替えや、駅舎内外装などの改修を実施したものです。 これまでに池上線戸越銀座駅、旗の台駅、長原駅において「木になるリニューアル」を行いました。環境配慮の観点では、木材を使用することで、CO2を固定化し、CO2排出量の抑制に取り組んでいます。
・「みんなのえきもくプロジェクト」
東急電鉄池上線池上駅改良工事で発生した古材「えきもく」を駅および沿線で活用していくプロジェクトです。新しくなった池上駅などさまざまな場所でえきもくを活用し、歴史ある木造駅の記憶を未来に継承することや、工事に伴う環境負荷低減(廃材処理時の CO2 削減)に寄与しています。
・廃材の活用
大井町線等々力駅のホームにある「Hanako Stand Todoroki」では池上駅の木造旧駅舎で使用していた古材を活用しております。 大井町駅近隣で営業しているカフェ「PARK COFFEE」では、店舗内装に旧駅舎の古材や、東急線車両の座 席の一部、手すりなどの廃棄部材を活用しています。また、カフェスタッフのエプロンは鉄道の技術服をリメイクしたものを使用するなど、環境負荷低減に取り組んでいます。
・古材循環に関する実証実験~ステーションウッドの販売を開始~
東急線の駅改修工事などで発生する古材の再循環を図るため、池上線池上駅の木造旧駅舎で使用していた古材を販売する実証実験(以下、「本実験」)にも取り組んでおります。
本実験では、古材日和グループ(代表:塚田木材株式会社)と連携し、「ステーションウッド」という商品名で2023年11月より販売を開始しており、古材日和グループの店舗網を活用して再流通・再資源化させ、古材流通の可能性と、その環境負荷低減効果を検証します。
■いい街 いい電車 プロジェクトとは
「いい街 いい電車 プロジェクト」とは、選ばれる沿線日本一に向け、沿線のみなさまと近くて良い関係「近イイ関係」を目指すプロジェクトです。駅がもっと身近になる活動を通して、愛着のある「いい街」と、いつでもどこでも安全に移動できる、安心・快適な「いい電車」の実現に向け、積極的に活動します。
<取り組み事例>
with♡(ウィズ・ハート)
「with♡(ウィズ・ハート)」とは、「ココロでまちを、サステナブルに。」というコンセプトのもと、一人ひとりが自分らしく暮らせるまちがずっと続くように、環境活動などを広めていくアクションです。