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田園都市線駒沢大学駅東口ビル、相鉄・東急新横浜線新横浜駅待合室
第68回鉄道建築協会賞作品部門を受賞しました!

2023年11月14日

今般、一般社団法人鉄道建築協会による第68回鉄道建築協会賞の作品部門で、田園都市線駒沢大学駅東口ビルが「佳作」、相鉄・東急新横浜線新横浜駅待合室が「推薦」を受賞しました。

鉄道建築協会賞は、一般社団法人鉄道建築協会が、鉄道建築におけるデザインおよび技術の向上に貢献したと認められる建築作品などを表彰するものです。第68回鉄道建築協会賞では、全国の鉄道事業者から応募された全40作品の中から選ばれました。

【田園都市線駒沢大学駅東口ビル「佳作」】
駒沢大学駅東口ビルは、当社が推進している田園都市線地下区間5駅(池尻大橋駅・三軒茶屋駅・駒沢大学駅・桜新町駅・用賀駅)のリニューアルプロジェクト「Green UNDER GROUND」の第1弾駒沢大学駅リニューアルの一部として、リニューアルを実施し先行して開業しました。
リニューアルにあたって、1977年の開業から40年以上が経過した東口ビルの耐震補強だけでなく、コロナにより大きく変化した駅と駅ビルテナントに対するニーズに対応すべく、駅とテナントのドトールコーヒーショップが一体となりリニューアルのビジョンやグランドデザインを策定し、新たな駅の在り方を目指しました。また建替えではなく既存建物を再生するとともに、多摩産材や鉄道廃材(えきもく・旧玉川線の敷石)を活用するなど誰もが無意識に環境活動に参画できる駅づくりを行いました。

駒沢大学駅東口ビルの受賞は、駅とテナントのドトールコーヒーショップが一体となり、これからの駅とカフェの可能性を探り、テナント側が被る耐震補強による機会損失を価値あるリニューアルでリカバーし、相互にメリットのあるリニューアルとなったことが評価されました。

▲東口ビル外観             ▲出入口天井(多摩産材)      ▲ドトールコーヒーショップ内装

【相鉄・東急新横浜線新横浜駅待合室「推薦」】
相鉄・東急新横浜線新横浜駅待合室の受賞は、東海旅客鉄道株式会社(以下、JR東海)、相模鉄道株式会社(以下、相鉄)、当社の3社が連携し、待合室の機能に加え、情報発信機能などを備えている点が評価されました。

本待合室は、2023年3月18日(土)に開業した相鉄・東急新横浜線新横浜駅において、相鉄線沿線、東急線沿線、および中部関西方面の人々の暮らしが交わる「交流拠点」となることを目指してつくられました。壁面などの内装材に相鉄グループの「デザインブランドアッププロジェクト」でキーマテリアルとして使用しているレンガ、当社の駅舎の廃木材「えきもく」、JR東海の「東海道新幹線再生アルミ」など各社の歴史を象徴する素材を用いています。またJR東海、相鉄、当社の連携のもと、沿線、直通先などの広域的な地域情報を発信するサイネージ、AIカフェロボット「root C(ルートシー)」の設置などにより、新しい体験の場を創出しています。
内装デザインは、地元にゆかりのあるデザイナーであるトラフ建築設計事務所の監修のもと「~歴史が交わり発展する街の風景~」をコンセプトとして、レンガ(相鉄)、えきもく(当社)、アルミ(JR東海)の3つのマテリアルを歴史のピースと捉えて、それらがパズルのように組み合わさることで作られていく「街の風景」を表現しました。

▲待合室外観                    ▲待合室内観①         ▲待合室内観②