当社は「池上線活性化プロジェクト」の一環として、昭和20年代に池上線と旧目蒲線を走っていた懐かしい車両をモデルにデザインされた特別車両「きになる電車」を2016年3月より運行。沿線のニュースやおすすめスポットなどを車内に掲出して、沿線の魅力を発信しながら走ることをコンセプトにしております。
このたび「きになる電車」車内にて、3人のランドスケープアーキテクトと協働して「ランドスケープアーキテクトによる池上線の魅力再発見」をテーマに企画展を開催します。
池上線は武蔵野台地を上がったり下がったり、時に地中に潜り、時に土手の上を走り、地形との関係でさまざまな風景が展開するのが特徴です。また、その風景の中にはさまざまな魅力ある資源があります。本企画ではランドスケープアーキテクトの視点から、風景の特徴をつくる基盤となっている地形変化をまど上ポスターで断面図を用いて表現。また、中づりポスターでは「水」・「空」・「みどり」をテーマに、池上線の魅力をお伝えします。
「きになる電車」に乗って、いつもとは違う車窓からの風景をお楽しみください。
※ランドスケープアーキテクトとは
「動植物」・「土」・「水」・「光」・「風」など自然要素を取り込み、そして繋ぎながらランドスケープ=「風景」をデザインする職業です。庭や公園のような生活に身近な屋外空間から都市環境など広域の設計に関わります。現代の環境問題や社会問題と向き合いながら持続可能な「モノ・コト」を創造し、後世に残る風景づくりをする専門職です。
1.開催期間
2020年2月3日(月)~3月2日(月)※予定
2.プロジェクト協働者 ※敬称略
【参加ランドスケープアーキテクト】
石井 秀幸(株式会社スタジオテラ)
戸村 英子(戸村英子設計事務所)
大野 暁彦(名古屋市立大学大学院)
【コーディネート】
中崎 隆司(よりみちデザイン研究会代表)
3.展開例