2021年2月2日、大井町線九品仏駅において、非扱い扉(非扱いの詳細は以下「※」をご参照ください)が開扉した事象が発生しました。
お客さまならびに関係各位には、ご迷惑をおかけいたしましたこと深くお詫び申し上げます。
このたび、原因と再発防止に向けた取り組みがまとまりましたので、ご報告させていただきます。
本件を厳粛に受け止め、より一層の再発防止策に取り組んでまいります。
《事象概要》
○発生日時 2021年2月2日(火)14時54分頃
○発生場所 大井町線 九品仏駅(上りホーム)
所在地:東京都世田谷区奥沢7-20-1
○発生列車 大井町線 溝の口発大井町行 上り(列車種別:各駅停車)5両編成
○状 況 ①当該列車が九品仏駅に予定時刻14時54分に到着後、当該車掌が異常の無いことを確認のうえ、正則作業にてドア開扉操作を行いました。
②通常は開かない仕様となっている5号車の各扉(ドア)が、1~4号車の各扉とともに開扉しました。
③当該車掌が5号車各扉の開扉を認識したため全扉の閉扉を操作しました。
④転落、お怪我をされたお客さまがいないことを当該車掌が確認。
⑤ご乗車のお客さま全員を九品仏駅ホームに降車(1号車・4号車の一部扉を開扉し対応)いただき、当該車両は車庫へ回送しました。
⑥他に運行中の全乗務員に注意喚起を行い、15時06分大井町線全線で運転を再開しました。
※本事象発生駅である九品仏駅は各駅停車(5両編成)のみが停車。(急行は全て通過)
※本事象発生駅である九品仏駅は、ホーム長が車両長より短いため、5両編成のうち、最も二子玉川寄りの1両(5号車)のドアを
開かない仕様(非扱い)で運用しています。
○原 因 軌道内に敷設されている情報伝送装置(※以下「当該装置」という。)に不具合が発生し、「一部の車両ドアを開扉しない駅(非扱い)」
であるとの情報を車両側機器に伝送できなかった為
○対 策 ①当該装置については設備交換を実施[実施済み]
②当該装置の増設を実施(2重系)[2021年4月末実施予定]
③当該装置より「一部の車両扉を開扉しない駅」であるとの情報が車両に届かない場合には、車両側扉開閉装置にロックが掛かり、
ドアの開扉が出来ないシステムを導入[2021年度上期実施完了予定(大井町線5両編成全車両)]
以 上
2021年3月31日