当社は２０２５年５月２６日（月）から、地域ファンづくりの場「ツクリテ（以下、本サービス）」を開始します。本サービスは、まちでの“楽しみごと”の開催や“困りごと”の解決などを企画する「主催者」と、興味関心のある活動を体験する「参加者」をつなぐＷｅｂプラットフォームです。第１弾として世田谷区と契約を締結し、２０２６年３月末まで、同区内で実証実験（以下、本実証実験）を実施し、２０２６年４月以降、東急線沿線や当社とゆかりのある全国の自治体での本格的な事業展開を目指します。

「地域の“楽しみごと”に関わってみたい」、そんな想いを持ちながらも、情報の見つけづらさや参加のハードルの高さから、一歩を踏み出せない人が多くいます。一方で、主催者は共感者や協力者などの仲間を集めることに苦慮しており、自治体は人口減少時代におけるコミュニティの希薄化や新たな担い手の確保といった課題に直面しています。本サービスは、こうした主催者・参加者・自治体が抱える課題を解決し、持続的な地域の魅力づくりを目指す生活者参加型の新たな共助の仕組みです。

本サービスは、主催者がちょっとしたお手伝いや楽しみながら参加できるイベントをＷｅｂサイト上に登録し、参加者が気軽に見つけて応募できるマッチングプラットフォームです。参加者は自身の興味やライフスタイルに合った活動を簡単に探し、ワンクリックで申し込みが可能です。また、主催者は地域内外から仲間を集めることができます。

第１弾となる世田谷区では、「国際遊びの日」※をはじめ、「せたがやふるさと区民まつり」や「ＳＡＮＣＨＡ　ＨＡＶＥ　Ａ　ＧＯＯＤ　ＭＡＲＫＥＴ」などのイベント告知と運営サポートメンバーの募集、さらに地域コミュニティでつくりあげる「シェア実家」の活動紹介とボランティア募集などを開始し、今後も順次新たな活動の掲載と募集を進めていきます。また、活動終了後には、地域通貨であるせたがやＰａｙとの連携や、さまざま主催者からのお礼も予定しています。 本実証実験を通して、参加者数や参加者同士のつながり、および地域への愛着意識の醸成など、定量・定性の両面から調査・検証し、来年４月からの本実施に向けたサービス価値の検証と向上に活かします。

当社は本サービスを通じて、地域の生活を豊かにする主催者と参加者の活動を促進するとともに、今後はこうした活動を多様なかたちで応援できる仕組みを段階的に広げ、「まちと人の新しい関係」づくりによって、持続的な地域社会の実現に貢献していきます。

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  　開催日は毎年６月１１日。２０２４年３月の国連総会にて、遊ぶことの大切さを国際的に啓発するために制定された。