阪急阪神ホールディングス株式会社と東急グループは、SDGs(※1)の達成に向けた多様なメッセージを発信する特別企画列車「SDGsトレイン2020」を、国や自治体・企業・市民団体等と連携して、1年間の予定で運行してきましたが、この度、その期間を1年延長し、「SDGsトレイン2021」として運行を継続することにしました。
SDGsトレインは、上記のとおりSDGsの認知度向上などを目的に東西で連携して運行していますが、沿線のお客様からは「この電車がSDGsを知るきっかけになった」といったお声をいただいております。
また、この列車は、阪急電鉄・阪神電気鉄道・東急電鉄の最新の省エネ車両を使用するとともに、走行にかかる電力をすべて(実質的に100%)再生可能エネルギーで賄っています。具体的には、これまで(※2)に使用した約7.3百万kWhの電力を二酸化炭素排出量実質ゼロのエネルギーで調達しており、これによって二酸化炭素の排出量は約2,800トン(25mプールの約2,600個分(※3)に相当)削減することができました。
社会課題の解決と事業の成長の両立を目指す“サステナブル経営”を掲げる両社グループは、今後も、「SDGsトレイン2021」の東西での協働運行をはじめさまざまな取組を推し進めることで、持続可能な未来の創造に貢献してまいります。
「SDGsトレイン2021」の概要はPDFのとおりです。
(※1)SDGs:「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。
2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟国が2030年までに地球規模の17の社会課題の解決を達成することを目標に掲げている。https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/
(※2)2020年9月~2021年7月
(※3)25mプールの容積を約540立方メートルとして換算