美しい時代へ-東急グループ 東急

ニュースリリース

2022年3月28日

鉄道業界初、日本政策投資銀行(DBJ)から
DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローンでの資金調達を決定

東急株式会社

当社は、株式会社日本政策投資銀行(以下、DBJ)との間で、DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローン(以下、本ローン)による金銭消費貸借契約を締結することを決定しました。DBJの本ローンの活用は、鉄道業界では当社が初となります。

本ローンは、Loan Market Associationなどが策定した「サステナビリティ・リンク・ローン原則」(以下、SLLP)および環境省が策定した「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン」(以下、環境省ガイドライン)に基づき、貸付人であるDBJが対話を通じて、借入人のサステナビリティ経営高度化に資する適切なキー・パフォーマンス・インディケーター(以下、KPI)とサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下、SPT)の設定を支援するとともに、貸付期間中の定期的な対話によりSPTの達成に向けた伴走を行うものです。

当社は、グループスローガン「美しい時代へ」のもと、「サステナブル経営」を方針とし、「未来に向けた美しい生活環境の創造」および「事業を通じた継続的な社会課題の解決」を進めており、環境と調和する持続可能なまちづくりに一層取り組むべく、本日付で「環境ビジョン2030」を策定しました。
本ローンでは、「環境ビジョン2030」で掲げた2050年CO2排出量実質ゼロに向けた新たなCO2排出量削減目標をKPIおよびSPTとして設定しています。

鉄道事業においては、ホームドア・センサー付固定式ホーム柵の整備や東急電鉄所属全車両への車内防犯カメラ設置など、「安全・安心」への対応に加え、環境に配慮した設備の導入や再生可能エネルギーの活用など、「脱炭素・循環型社会」実現に向けた施策を積極的に行っており、東急線全路線で2022年4月1日(金)より再生可能エネルギー由来の実質CO2排出ゼロの電力※にて運行することを本日付で発表しました。 
本ローンで調達した資金は、鉄道事業の設備投資資金に充当し、環境負荷の低い設備機器や新型車両の導入、気候変動適応に向けた対策などを通じて、当社のサステナブル経営を推進します。

※RE100に対応したトラッキング付非化石証書活用による

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