美しい時代へ-東急グループ 東急

ニュースリリース

2025年3月13日

東急アライアンスプラットフォーム2024Demo Dayを開催
~最優秀賞はNurse and Craft株式会社が受賞~

東急株式会社

当社は、3月12日(水)にShibuya Open Innovation Lab(以下、SOIL)において、スタートアップを中心とした企業との事業共創を推進する「東急アライアンスプラットフォーム」(以下、TAP)の2024年度Demo Day(以下、デモデー)を開催しました。今年度のデモデーでは、「東急賞」「渋谷賞」「二子玉川賞」「SOIL賞」「オーディエンス賞」を決定し、最優秀賞にあたる「東急賞」には、Nurse and Craft株式会社を選定しましたので、お知らせします。

Nurse and Craft株式会社は、「100年生きたら、おもしろかった。」と誰もが言える世界の実現をビジョンに掲げ、健康データのモニタリングと看護師の定期訪問サービスを組み合わせたヘルスケアサービス「STARTWELL(スタートウェル)」を提供しています。事業共創を行う東急株式会社とは、2024年11月から、東急線沿線における「家ナカ」サービス「東急ベル」のスタッフがお客さまの自宅を訪問し、スマートウォッチや尿検査のデータを活用することで、個々のライフスタイルに合わせた健康アドバイスを提供する実証実験を実施しています。

デモデーでは、スタートアップ企業だけでは解決が難しいと思われる高齢者の健康維持や社会的孤立・孤独という日本における重要な社会課題の解消に向けて、リアルな顧客接点を持ち、東急線沿線でまちづくりを進める東急グループが連携して取り組む親和性の高さや意義の大きさを評価し、東急賞に選定しました。そのほかの4社とも、東急グループの事業資産を活用したテストマーケティングなどの結果を踏まえ、業務提携などを検討します。
また、今回東急グループの参画事業者24社のうち、最も積極的に応募企業との事業共創に取り組んだ事業者を表彰する「ベストアライアンス賞」では、東急株式会社 生活サービス事業部を選定しました。

当社は、2015年度からスタートアップ企業などとの事業共創を図る「東急アクセラレートプログラム」を実施しており、2021年度には「東急アライアンスプラットフォーム」に名称変更およびリブランディングを行うなど、スタートアップ企業などから選ばれ続けるオープンイノベーションプラットフォームを目指して進化を続けてきました。 これまで、累計1,123件の応募があり、うち137件のテストマーケティング、うち50件の事業化や本格導入、9件の業務・資本提携が実現しています(2025年3月13日時点)。  

TAPは24時間365日応募を受け付け、スピード感をもって新規事業の創出に取り組んでいるだけでなく、2019年度デモデーで二子玉川賞を受賞した株式会社Luupと2024年6月に資本業務提携を締結するなど、過去の応募企業との関係性の構築にも注力しています。

開始から10年目を迎える2024年度は、オウンドメディア「TAP Library」を通じて、2023年度デモデーでSOIL賞を受賞した株式会社ReCuteと株式会社東急百貨店との連携など、テストマーケティング後も継続して取り組んでいる事業共創内容について取り上げ、発信力の強化と東急グループのオープンイノベーションマインド醸成に注力してきました。
また、学童保育事業を行う株式会社東急キッズベースキャンプ、不動産管理事業を担う株式会社東急コミュニティー、シニア層向けのサービスを提供する東急ラヴィエール株式会社の3社が新たに参画事業者に加わり、事業共創機会の最大化を目指しました。こうした取り組みの結果、2024年度には25件の共創が実現し、そのうち、今後事業共創の発展が特に見込める5社をデモデー登壇企業として選定しました。 

オープンイノベーションによる東急グループの既存事業の課題解決に留まらず、新たな事業創出に向け、社内外と連携した社会実装を推進することで、世の中の多様化するニーズに迅速に対応し、当社ならではの社会価値を提供することで、サステナブルな街づくりを推進していきます。

詳細は別紙のとおりです。

堀江社長と東急賞受賞企業のツーショット
堀江社長と登壇企業の集合写真