〇鉄道4社(小田急電鉄・東急電鉄・東京メトロ・JR東日本)と株式会社日本線路技術(以下「NSG」)は、将来の生産年齢人口の減少を見据えて線路設備モニタリング装置を導入し、NSGが開発・運用する保線管理システム「RAMos+Ⓡ」※1を共同で使用しています。
〇このたび、新たに相模鉄道・東武鉄道が加わり、「RAMos+Ⓡ」の共同使用エリアを拡大します。さらに、鉄道6社及びNSGは、CBM※2を推進する場として、線路設備モニタリングコンソーシアム「RAMOCOⓇ」※3を通じて、鉄道のスマートメンテナンス手法の確立を目指します。
〇今後も、保線管理システム「RAMos+Ⓡ」の共同使用エリアを拡大し、鉄道業界全体におけるメンテナンス技術の発展に貢献していきます。
※1 RAMos+Ⓡ:ラモスプラス(Railway track Advanced Monitoring operating system Plus(+))
※2 CBM:線路状態を高頻度で把握して最適な時期に補修を行うメンテナンス手法(Condition Based Maintenance)
※3 RAMOCOⓇ:ラモコ(Railway-track Advanced Monitoring Consortium)
1.概要
現在、鉄道各社にて線路設備モニタリング装置を活用し、軌道状態のデータを「RAMos+Ⓡ」によって一括管理することでCBMを推進しています。今後、線路設備モニタリング装置を搭載した営業列車の相互乗り入れも一部活用し、相模鉄道、東急電鉄、東京メトロ、東武鉄道においても運用エリアを拡大する予定です。